バイク呉服屋の忙しい日々

2018年の記事

バイク呉服屋は、仕事用ズボンの「持ち」がすこぶる悪い。半年ほど使い続けていると、生地が痛んで薄くなり、ひどい時には穴が開く。薄い夏用などは、ひとシーズンで駄目にしてしまい、ほぼ使い捨てとなる。そして不具合が起こる箇所は、…

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「判官びいき」とは、弱者が大きな力を持つ者と対峙する時、人々が同情して肩を持ち、応援することを言う。スポーツでは、観客の行動としてたまに見られる光景だが、特に高校野球では、球場が一体となって、一方のチームを後押しすること…

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お盆の前日、父と家内とを連れ立って墓参りを済ませた。我が家の墓は、甲府市北部・武田神社にほど近い市営霊園の中にあるが、家からは車で10分ほどの近さである。菩提寺は、祖父の出身地・身延町にあるが、甲府からだと一時間以上はか…

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ここのところ連日のように、40℃を越える地域がある。とりわけ名古屋や岐阜など、東海地方一帯は酷い暑さが続く。おかげで、これまで「暑い街」として知られている熊谷や館林、そして甲府も、その日の最高気温を記録することが少なくな…

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キモノや帯の構造は、極めて単純に出来ている。裁ちはすべて直線であり、それぞれの布パーツの組み合わせも、大変判りやすい。そして生地を分割する時は、反物の巾を縮めることなく、そのまま生かす形になっている。 キモノの胴にあたる…

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結婚式といえば、気候の良い春と秋に集中していたものだが、どうやら事情が変わってきたようだ。以前ならば、暑い7、8月に披露宴を行うことは、出席者の負担などを考えると避けた方が無難とされ、よほどのことがない限り、稀であった。…

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7月も下旬近くなると、取引先からは、夏季休業の日程を知らせる通知が届き始める。この時期の呉服業界は、浴衣メーカーなど一部を除き、閑散期に当たるため、どこの問屋・メーカーもお盆の前後に一週間ほど休みを取る。そして、休み明け…

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暑さが続くと、食欲が落ちる。特に外回りをした後の昼飯は、米を食べる気がしない。そんな時には、冷たい麺類が一番だ。ざるそばやソーメン、冷やし中華ならば、のどごしも良くスルスルと食べられる。 最近では、コンビニ各店が味を競い…

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ご存知の通り、甲府は周囲をぐるりと山々に囲まれた盆地である。北は秩父山塊、東は大菩薩嶺、南は富士山と御坂山地、そして西は北岳を頂点とする南アルプスと八ヶ岳。もちろんバイク呉服屋も、物心ついた時から山は身近な存在。世界遺産…

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7月にならないうちに、梅雨が明けてしまうとは、一体どのような了見だろうか。これは関東・甲信越地方に限ったことだが、ロクに雨が降らないうちに、灼熱の季節を迎えてしまった。関東各地のダムでは、軒並み貯水率が下がっていて、今か…

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このブログに掲載されている品物は、全て、現在当店が扱っているものか、以前当店で扱ったものです。

松木 茂」プロフィール

呉服屋の仕事は時代に逆行している仕事だと思う。
利便性や効率や利潤優先を考えていたら本質を見失うことが多すぎるからだ。
手間をかけて作った品物をおすすめして、世代を越えて長く使って頂く。一点の品に20年も30年も関って、その都度手を入れて直して行く。これが基本なのだろう。
一人のお客様、一つの品物にゆっくり向き合いあわてず、丁寧に、時間をかけての「スローワーク」そんな毎日を少しずつ書いていこうと思っています。

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