バイク呉服屋の忙しい日々

2014年の記事

今年もあと3日。昨日までに依頼された品物の納品が終わり、職人さんや問屋、メーカーの支払いを済ませ、ようやく一区切りが付いた。 毎年のことだが、暮れの仕事を終わると、「一年無事に店を開け続けていられた」ことに感謝する。呉服…

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「クリぼっち」という言葉をご存知だろうか。私も、つい最近知ったのだが、「クリスマス」と「ひとりぼっち」が合成されたもので、一緒に過ごす人がいない「ひとりきりのクリスマス」という意味だそうだ。 若い人の間で、「異性」の恋人…

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12日、今年の世相を表す漢字が「税」に決まった。「税」は、もちろん「消費税」のことで、4月の8%引き上げと、来秋10%引き上げの延期など、何かと話題になることが多かったからだろう。 だが、もし「山梨県人」が今年の漢字を選…

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「フリーマーケット」というものを、イベントや地域活性化の「集客の目玉」として利用する商店街や自治体が、本当に増えた。家庭の不用品を持ち寄って安く販売する。本来なら「商売」に無縁な「素人」が楽しみながら「商売」をするのだが…

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誰もが知っているように、「和」と言う言葉は、「日本」を表す言葉である。「和食」「和服」「和楽器」「和菓子」などなど、「和」は、「日本独自の」と言う意味で使われている。 では、「和」とはどこから来た言葉なのか。源泉をたどれ…

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浅草の「酉の市」や京都南座の「顔見世興行」のニュースを耳にすると、年の暮れが近づいたことを実感する。酉の市の「福をかき集める」という意味で買い求められる「熊手」には、来る年の商売繁盛や、無病息災の願いが込められている。 …

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小さな呉服専門店に置かれている品物は、主人(あるじ)の好みに左右される。特に、紬や小紋類のカジュアルモノの扱いが多いところでは、その傾向は強いと思われる。 「バイク呉服屋」にも、これが当てはまる。うちが扱う品物の比率は、…

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神宮外苑の「銀杏並木」がすっかり色づいたようだ。暖かい東京都心では、毎年11月末から12月初めにかけてが見頃となる。 300メートルほど続く並木が黄色ひと色に染まり、そこを歩けば、さながら「黄金トンネル」をくぐるような感…

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「健さん」が亡くなった。ものを言わずとも、これほど存在感のある俳優はもう現れないように思う。「背中で語れる男」であり、その背筋はいつも「すっと」伸びていた。 「死んでもらいます」が決めセリフだった、「網走番外地」や「昭和…

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「うちの奥さん」が「仕事着」として使うキモノや帯などは、ほとんどが使い回された古いモノで、新しい反物を「誂える」ようなことは滅多にない。 今、家内が着ているモノは、以前私の母親が使ったものであり、それを洗張りして仕立て直…

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日付から

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このブログに掲載されている品物は、全て、現在当店が扱っているものか、以前当店で扱ったものです。

松木 茂」プロフィール

呉服屋の仕事は時代に逆行している仕事だと思う。
利便性や効率や利潤優先を考えていたら本質を見失うことが多すぎるからだ。
手間をかけて作った品物をおすすめして、世代を越えて長く使って頂く。一点の品に20年も30年も関って、その都度手を入れて直して行く。これが基本なのだろう。
一人のお客様、一つの品物にゆっくり向き合いあわてず、丁寧に、時間をかけての「スローワーク」そんな毎日を少しずつ書いていこうと思っています。

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