バイク呉服屋の忙しい日々

2013年8月の記事

これまで、「ノスタルジア」の稿では、「重厚」な作品ばかりを紹介してきた。加賀友禅や京友禅の「振袖」や「留袖」など、もう手に入らない品ばかりである。 今日ご紹介するのは、そんな「大御所」の品ではないが、「京友禅」の図案の描…

続きを読む

私は「クレジットカード」を一枚も持っていない。それどころか「銀行カード」も持っていない。「アナログ人間」ここに極まれり、である。 およそ、「カード」というものを利用したことがないのだ。「パスモ」「スイカ」ですら使わない。…

続きを読む

キモノを世代を越えて使えるようにするには、「寸法を直す」という仕事は避けられない。 これをいかに「効率よく、美しく」直すか、ということを考えなければならない。 品物を受け継ぐ方にとって、なるべく「安く」、「手間のかからな…

続きを読む

暦の上で、今日は「処暑」。本来ならば、「夏を閉じる」ことになっているのだが、とてもそんな気配ではない。 キモノの柄行きと季節は密接な関係にある。その時々の「旬」を身に装うことが、民族衣装としての「和装」の特徴でもあり、美…

続きを読む

17日の土曜日まで「夏休み」を頂いた関係で、ブログの更新は一週間ぶり。 通常ならば、盆明けには秋物を出し始めるのだが、この暑さである。しばらくは店内の模様替えは出来ないだろう。「甲府盆地」の暑さには慣れているつもりだが、…

続きを読む

このまま、「呉服屋」として人生を終えるのか。違う「生き方」を考えるのか、まだ迷う。50歳を過ぎて、何をと思われるかも知れないが、まだ結論が出ない。 せっかく、「人生」という時間を貰ったのだから、「自分の思うとおり」にした…

続きを読む

「画像や映像」による情報を持たない、ということが、未知の土地を訪ねる時大切である。人の「想像力」を掻き立てることが、「旅のモチベーションを上げる」ことに繋がるからだ。 何の先入観も持たず、ただ「思い描く」こと。「知らない…

続きを読む

茫漠とひろがる大草原に行く、と決めたのはいつだったのか。もう、覚えていない。 子どものころから「地図帳」を見るのが大好きだった。日本ばかりか、外国の地名を見て、その地形などから、どんなところだろうといつも「想像」していた…

続きを読む

ファッションに「ルール」というものがあるのだろうか。たぶんない。何をどんな着方で、どんなコーディネートをしようと個人の自由である。 それは洋服であれ、キモノであれ「身につける衣装」という意味では何ら変わりはない。キモノが…

続きを読む

「薄物」をお召しになる方にとって、この暑さは、大変なことである。 先日、うちの店を訪ねていただいた二人のお客様が、「粋紗」と「夏塩沢」をお召しになっていて、その時に「どんなに暑くとも、顔の表情は涼しげにしていなければ駄目…

続きを読む

日付から

  • 総訪問者数:1857561
  • 本日の訪問者数:47
  • 昨日の訪問者数:397

このブログに掲載されている品物は、全て、現在当店が扱っているものか、以前当店で扱ったものです。

松木 茂」プロフィール

呉服屋の仕事は時代に逆行している仕事だと思う。
利便性や効率や利潤優先を考えていたら本質を見失うことが多すぎるからだ。
手間をかけて作った品物をおすすめして、世代を越えて長く使って頂く。一点の品に20年も30年も関って、その都度手を入れて直して行く。これが基本なのだろう。
一人のお客様、一つの品物にゆっくり向き合いあわてず、丁寧に、時間をかけての「スローワーク」そんな毎日を少しずつ書いていこうと思っています。

ご感想・ご要望はこちらから e-mail : matsuki-gofuku@mx6.nns.ne.jp

©2024 松木呉服店 819529.com