バイク呉服屋の忙しい日々

2022年の記事

道の辺の 壱師の花の いちしろく 人皆知りぬ 我が恋妻は(万葉集巻11・2480) 道の傍らで目立っている壱師の花(彼岸花)のように、私の恋しい妻のことを、皆に知られてしまった。これは、万葉集第一の歌人・柿本人麻呂が詠ん…

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きちんと映画館へ足を運んで、上映されている作品を見たのはいつのことだったか。その時何を見たのかも覚えていないので、相当以前のことに違いない。娯楽の少ない昭和の時代は、話題作は封切りを待ちかねて、多くの人が映画館に駆け付け…

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今月8日、イギリスのエリザベス女王が96歳で崩御された。1952年の即位から今日まで、実に70年の在位。これは、17~18世紀にフランスで君臨したブルボン王朝国王・ルイ14世の72年に次ぐ、世界史上二番目の長さである。君…

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キモノ雑誌の代表と言えば、ハースト婦人画報社の「美しいキモノ」。1953(昭和28)年の創刊以来70年近く、和の装いに関わる情報を多岐にわたって発信し続けてきた。戦後の復興が端緒に付き、ようやく人々の関心が「食から衣」へ…

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私の家の紋は「丸に五三の桐」、妻の実家の紋は「丸に木瓜(もっこ)」。どちらも、最もポピュラーな五大家紋(片喰・桐・鷹の羽・藤・木瓜)の中にある、極めてありきたりな紋である。日本の家紋は、二万種類以上はあるとされているが、…

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お中元は、個人はごく親しい人や親戚に、そして企業は大切な顧客や取引先に対して贈る・夏の贈り物。若い人の間では、かなりこの習慣が薄らいでいると言われるが、時期が来れば、多くのデパートに専門のコーナーが設けられるところを見る…

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言い方に語弊があるかも知れないが、戦争は、昔も今も「陣取り合戦」の域を出ないように思う。戦争を仕掛ける侵略国の為政者に対し、「力による現状変更は許さない」と多くの国が叫んでみても、まるで意に介さない。今回のロシアによるウ…

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夏の呉服屋の店先には、様々な素材の品物が揃っている。浴衣の木綿、小千谷縮の麻を始めとするカジュアルモノには、綿麻、綿絹、麻絹など、異なる素材が混じり合う・混紡の品物も多い。そして木綿と一口に言っても、綿絽や綿紬、コーマな…

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「隣の芝生は、青く見える」とは、自分が持つモノ、あるいは自分が置かれた立場や生活が、他人より劣っていると感じてしまうこと。たとえ、様子をちょっと覗き見しただけでも、他人のことは自分より良く見える。こんな心理状態に苛まれる…

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日光東照宮の表門をくぐると、すぐ左側に見えるのが、神厩舎(神に仕える馬をつなぐ小屋)で、この長押(なげし・柱の繋ぎ目)には、十六匹の猿の彫モノが施してある。その中には、両手で目・口・耳を塞いでいる猿が見えるが、これが良く…

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このブログに掲載されている品物は、全て、現在当店が扱っているものか、以前当店で扱ったものです。

松木 茂」プロフィール

呉服屋の仕事は時代に逆行している仕事だと思う。
利便性や効率や利潤優先を考えていたら本質を見失うことが多すぎるからだ。
手間をかけて作った品物をおすすめして、世代を越えて長く使って頂く。一点の品に20年も30年も関って、その都度手を入れて直して行く。これが基本なのだろう。
一人のお客様、一つの品物にゆっくり向き合いあわてず、丁寧に、時間をかけての「スローワーク」そんな毎日を少しずつ書いていこうと思っています。

ご感想・ご要望はこちらから e-mail : matsuki-gofuku@mx6.nns.ne.jp

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