バイク呉服屋の忙しい日々

2014年6月の記事

梅雨時は、バイク呉服屋にとっては「憂鬱」な季節。雨が落ちていれば、発車はもちろん不能であり、仕事の効率は格段に落ちる。「宅配ピザ屋」が使うスクーターには、「屋根付き」のものがあるが、「昭和のスーパーカブ」にそんなものをわ…

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人は、「文系人間」と「理系人間」に仕分けられる。また「器用な人」と「不器用な人」にも仕分けられる。自分の仕事を考える時には、誰もが、自分の「得手」を生かし、「生業」としたいと考えるのが普通だ。 「呉服屋」の仕事は、どちら…

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うちの店舗は、商店街のアーケードの中にある。前の紳士服店も隣のメガネ店も二代目、三代目が跡継いで、商いをしている。どこの地方都市でも、中心商店街にある店舗は、代々「家業」として受け継がれてきたところが多い。 しかし、大型…

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「小股の切れ上がった女」という言葉をご存知だろうか。たまに、時代劇の台詞の中で、「あそこの飲み屋の女将は、ちょっと『小股の切れ上がったいい女』でしてね。」などと使われることがある。 どんな女性のことをいうのか、調べてみた…

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前回、「取引先散歩」の稿でお約束したように、今日から二回に分けて、竺仙の浴衣コーディネートをしてみたい。 竺仙の地色は、「白」・「紺(褐・かちん)」・「藍」の三色が基本である。柄行きは、夏という季節を強く意識した「旬の和…

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朝顔・撫子・ほおずき・鉄線・露草・菖蒲・桔梗・萩・・・。いずれも「竺仙・浴衣」の図柄・モチーフとして使われている花植物である。これらは皆、初夏から初秋(立夏から立秋)の頃に花が色づき、暑さに負けずと咲きほこる。 江戸天保…

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今日から6月。日本の旧暦では水無月(みなづき)で、田に水が無くなる(或いは田に水を必要とする)季節と由来されている。この呼称は旧暦に基づくものなので、新暦の6月の気候とは約ひと月のズレがある。今年の旧暦6月1日は、6月2…

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このブログに掲載されている品物は、全て、現在当店が扱っているものか、以前当店で扱ったものです。

松木 茂」プロフィール

呉服屋の仕事は時代に逆行している仕事だと思う。
利便性や効率や利潤優先を考えていたら本質を見失うことが多すぎるからだ。
手間をかけて作った品物をおすすめして、世代を越えて長く使って頂く。一点の品に20年も30年も関って、その都度手を入れて直して行く。これが基本なのだろう。
一人のお客様、一つの品物にゆっくり向き合いあわてず、丁寧に、時間をかけての「スローワーク」そんな毎日を少しずつ書いていこうと思っています。

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