バイク呉服屋の忙しい日々

今日の仕事から

自宅から店への通勤には、毎日バイクを使っているので、ちょっとした気温の変化や風の違いを体感出来る。冬から春へと季節が渡ることを実感するのは、毎年今頃。「暑さ寒さも、彼岸まで」の言葉通り、春分の頃になると、バイクが辛くなく…

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外見や見た目で人を評価してしまうことを、ルッキズムと呼んでいる。この言葉は、look(外見)とism(主義)で構成され、それは「外見重視主義」という意味を持つ。本来人の評価は、外的なことではなく、内的なことで決めなければ…

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どんなドラマにも主役と脇役が存在するように、季節を彩る植物にも、それぞれの持ち場があるように思える。野に山に庭に、芽吹き始めた木は、時を経るごとに蕾を持ち、やがて花がほころび始める。春という季節は、否応なく、そして最も強…

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時折お客様から、「洋装では使わない色や模様でも、和装だと試したくなる時がある」との声を聞くことがある。普段は、モノトーン系の目立たない色ばかり着ているけど、キモノ地色では明るいパステルを使い、合わせる帯にもインパクトのあ…

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年が明けるとすぐに、多くの問屋やメーカーでは初市を開催する。各小売屋には、すでに暮れのうちに案内状が送付されており、仕入れをするかしないかは別にして、大概そこで年始の挨拶をすることになる。だが今年は、元旦に予期せぬ災害が…

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毎年暮れの風物詩になっている浅草寺の歳の市が、今週末の三日間で開催される。従前は正月用品や縁起物を売る観音様の縁日であったが、江戸の末期頃から羽子板を売る店が数多く立ち並ぶようになる。この当時は、女の子が生まれた家に羽子…

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ランドセルの色は、ついこの間まで、男の子が黒、女の子が赤と決まっていたように思えるのだが、最近街で見かける色は、水色や薄紫の優しいパステル色あり、鮮やかな緑やビビッドな黄色あり、中にはキャメル色とか銀鼠色のような、大人っ…

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このブログでは毎月一度、一つのテーマにそって、キモノと帯と小物を合わせたコーディネートをご紹介している。出来るだけ季節に相応しい品物を用意し、取り上げるアイテムにも偏りが無いように気を使いながら、その月の組み合わせを考え…

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今年は、葉の色付きがかなり遅れている。原因は言うまでもなく、暑さが長く続いたこと。9月中はほとんど夏、そして10月に入ってからも、中旬まで秋とは程遠い陽気が続いた。ようやくこのところ、朝夕の気温が10℃以下に下がり、昼間…

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「結構、県外の個人宅へ送る品物が多いですね」と、店に荷物を受け取りに来る宅急便の兄ちゃんからよく言われる。店から品物を発送する時には、取引先宛てを佐川急便、お客様宛をヤマト便と分けているが、お届けする時間を細かく設定でき…

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日付から

  • 総訪問者数:1766514
  • 本日の訪問者数:355
  • 昨日の訪問者数:384

このブログに掲載されている品物は、全て、現在当店が扱っているものか、以前当店で扱ったものです。

松木 茂」プロフィール

呉服屋の仕事は時代に逆行している仕事だと思う。
利便性や効率や利潤優先を考えていたら本質を見失うことが多すぎるからだ。
手間をかけて作った品物をおすすめして、世代を越えて長く使って頂く。一点の品に20年も30年も関って、その都度手を入れて直して行く。これが基本なのだろう。
一人のお客様、一つの品物にゆっくり向き合いあわてず、丁寧に、時間をかけての「スローワーク」そんな毎日を少しずつ書いていこうと思っています。

ご感想・ご要望はこちらから e-mail : matsuki-gofuku@mx6.nns.ne.jp

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