バイク呉服屋の忙しい日々

今日の仕事から

0~9まである数字には、縁起の良いものと悪いものがあると、誰もが認識している。例えば、ラッキーナンバーとされている7だが、これが良い数字として定着した根底には、キリスト教において、7が完成を意味する数として理解されている…

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和装にとって江戸という時代は、画期的であり、またある意味では、革新に満ち溢れた時代だったように思える。例えば、桃山期から江戸初期に使用した帯は、幅の細い平絎(ひらぐ)帯や細い紐状のモノを巻き、結び垂らしていただけだったが…

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バイク呉服屋への仕事依頼のほとんどは、まずメールから始まる。それはいつも突然のことであり、その多くは、店が位置する山梨県以外に在住されている方からだ。都内を含めた関東圏からがほとんどだが、仙台や名古屋、大阪や兵庫など遠方…

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一応、呉服屋の息子として生まれ育ったので、子どもの頃、店がどのような雰囲気だったのか、何となく覚えがある。もちろん、何をどのように売っているのかは、小学生の私に理解できるはずも無かったが、「きれいな布を扱っていること」だ…

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霜月も終わりに近づき、すっかり日暮れが早くなった。このところ、午後3時を過ぎれば日は傾き始め、4時半にはもう暗くなる。日の長い6月だと、7時を過ぎても明るさが残るので、今と昼の長さは2時間半も差がある。日暮れに追い立てら…

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人それぞれには好む色があり、それによって行動や心のあり様が判る。色彩心理学とは、色を使って人間の心を研究する学問。色は各々に特徴があり、そこには様々な意味合いを含んでいる。だから色からは、性格や特質を知ることが出来るとい…

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道の辺の 壱師の花の いちしろく 人皆知りぬ 我が恋妻は(万葉集巻11・2480) 道の傍らで目立っている壱師の花(彼岸花)のように、私の恋しい妻のことを、皆に知られてしまった。これは、万葉集第一の歌人・柿本人麻呂が詠ん…

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きちんと映画館へ足を運んで、上映されている作品を見たのはいつのことだったか。その時何を見たのかも覚えていないので、相当以前のことに違いない。娯楽の少ない昭和の時代は、話題作は封切りを待ちかねて、多くの人が映画館に駆け付け…

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キモノ雑誌の代表と言えば、ハースト婦人画報社の「美しいキモノ」。1953(昭和28)年の創刊以来70年近く、和の装いに関わる情報を多岐にわたって発信し続けてきた。戦後の復興が端緒に付き、ようやく人々の関心が「食から衣」へ…

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お中元は、個人はごく親しい人や親戚に、そして企業は大切な顧客や取引先に対して贈る・夏の贈り物。若い人の間では、かなりこの習慣が薄らいでいると言われるが、時期が来れば、多くのデパートに専門のコーナーが設けられるところを見る…

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日付から

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このブログに掲載されている品物は、全て、現在当店が扱っているものか、以前当店で扱ったものです。

松木 茂」プロフィール

呉服屋の仕事は時代に逆行している仕事だと思う。
利便性や効率や利潤優先を考えていたら本質を見失うことが多すぎるからだ。
手間をかけて作った品物をおすすめして、世代を越えて長く使って頂く。一点の品に20年も30年も関って、その都度手を入れて直して行く。これが基本なのだろう。
一人のお客様、一つの品物にゆっくり向き合いあわてず、丁寧に、時間をかけての「スローワーク」そんな毎日を少しずつ書いていこうと思っています。

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