バイク呉服屋の忙しい日々

今日の仕事から

もうすぐ成人年齢が、18歳へと引き下げられる。20歳を大人としたのは、1876(明治9)年の太政官布告というから、相当古い話である。これは、国の最高行政機関・太政官が公布した法令になるが、この太政官という機関は、遠く奈良…

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季節の変わり目・立春を過ぎても、まだまだ冬の佇まい。今週は太平洋の南岸を低気圧が通過して、関東一円で雪が降った。甲府の積雪は8cmほどで大したことはなかったが、同じ県内でも富士北麓地域は30cm以上と、かなりの降雪になっ…

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呉服屋にとって「はんなり」という京言葉は、とても馴染みのある修飾語だ。バイク呉服屋も、はんなりとした着姿とか、はんなりとした色合いなどと、稿の中でも良く使う。だが、具体的に何をもって「はんなり」と表現するかと問われると、…

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日本における本格的な貨幣制度は、江戸の草創期・1601(慶長6)年に徳川家康の手で、金貨(慶長小判)や銀貨(慶長丁銀)が鋳造されたことに始まる。この貨幣の鋳造場所は、金が現在の日本橋本石町であり、銀は言うまでも無く中央区…

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先月、日本修学旅行協会は、全国の国公私立中学校の3056校を対象として、修学旅行先にどこを選んだのかを調査した。回答があったのは1046校で、実施したのは500校(47.8%)。行先の第1位は京都、2位は奈良と順当だが、…

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先頃、明治安田生命から発表された、今年生まれた子どもの名前ランキングを見ると、男の子の一位は「蓮(れん)」で、女の子の一位は「紬(つむぎ)」。蓮君が一位になるのは2年ぶり7回目で、紬ちゃんは初めての一位だそうだ。 最近子…

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女性のファッションとして、「甘い服」なるものがあるらしい。果て何ぞやと思って調べて見ると、それは着用するだけで、女性の可愛さが引き出される服のこと。フリルの付いたスカート、リボンのあるブラウス、レースや花柄プリントも「甘…

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先週末、竺仙の浴衣を求められる方が、続けて店にやって来られた。うちでは、常にこのメーカーの品物を買い取って置いているので、シーズンオフでもご覧頂くことは出来る。たださすがに今は店の棚に無く、事前に保管場所から出して来なけ…

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霜は、放射冷却によって地表の温度が零度以下になった時に、空気中の水蒸気が固体化し、氷の結晶となって降りてくる現象。これは気温が氷点下ではなく、3~5℃程度であっても、風のない良く晴れた日では、地表の熱が奪われて霜が降る可…

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キモノが嫁入り道具として欠かせなかったのは、遅くとも80年代が終わる頃まで。時代が平成に入ると、結婚の形式もしきたりも多様化し、それまで当たり前になされていたことが、端から消えていった。 仲人の喪失に象徴される式の多様化…

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このブログに掲載されている品物は、全て、現在当店が扱っているものか、以前当店で扱ったものです。

松木 茂」プロフィール

呉服屋の仕事は時代に逆行している仕事だと思う。
利便性や効率や利潤優先を考えていたら本質を見失うことが多すぎるからだ。
手間をかけて作った品物をおすすめして、世代を越えて長く使って頂く。一点の品に20年も30年も関って、その都度手を入れて直して行く。これが基本なのだろう。
一人のお客様、一つの品物にゆっくり向き合いあわてず、丁寧に、時間をかけての「スローワーク」そんな毎日を少しずつ書いていこうと思っています。

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