バイク呉服屋の忙しい日々

今日の仕事から

年が明けるとすぐに、多くの問屋やメーカーでは初市を開催する。各小売屋には、すでに暮れのうちに案内状が送付されており、仕入れをするかしないかは別にして、大概そこで年始の挨拶をすることになる。だが今年は、元旦に予期せぬ災害が…

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毎年暮れの風物詩になっている浅草寺の歳の市が、今週末の三日間で開催される。従前は正月用品や縁起物を売る観音様の縁日であったが、江戸の末期頃から羽子板を売る店が数多く立ち並ぶようになる。この当時は、女の子が生まれた家に羽子…

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ランドセルの色は、ついこの間まで、男の子が黒、女の子が赤と決まっていたように思えるのだが、最近街で見かける色は、水色や薄紫の優しいパステル色あり、鮮やかな緑やビビッドな黄色あり、中にはキャメル色とか銀鼠色のような、大人っ…

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このブログでは毎月一度、一つのテーマにそって、キモノと帯と小物を合わせたコーディネートをご紹介している。出来るだけ季節に相応しい品物を用意し、取り上げるアイテムにも偏りが無いように気を使いながら、その月の組み合わせを考え…

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今年は、葉の色付きがかなり遅れている。原因は言うまでもなく、暑さが長く続いたこと。9月中はほとんど夏、そして10月に入ってからも、中旬まで秋とは程遠い陽気が続いた。ようやくこのところ、朝夕の気温が10℃以下に下がり、昼間…

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「結構、県外の個人宅へ送る品物が多いですね」と、店に荷物を受け取りに来る宅急便の兄ちゃんからよく言われる。店から品物を発送する時には、取引先宛てを佐川急便、お客様宛をヤマト便と分けているが、お届けする時間を細かく設定でき…

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秋分は、夏から秋へと季節を分ける分水嶺。この日を境に、昼は短く夜は長くなる。確かに最近、日暮れが少し早くなったと思うが、季節が動く気配はほとんど感じられず、暑さが居座ったまま。そのために、各地でヒガンバナの開花が遅れ、お…

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「一事が、万事」とは、小さなこと一つを見れば、全てのことが判るという意味だが、この諺は和の装いにも当てはまるように思える。どのようなことかと言えば、合わせる帯〆や帯揚げの小物類、袖から少し覗く長襦袢や、裾からチラリと見え…

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私の家族構成は、妻と娘三人。私以外は、全員女性である。また、私の両親はすでに他界しているが、妹が一人いるので、現状で家に残っている男子は、私だけになっている。この女性優位の家系は、どうやら私の母方の傾向のようで、母は四人…

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それにしても、今年の夏は暑くて長い。8月、甲府の最高気温は平均で35.8℃、一日の平均気温は29.0℃だった。これは、1894(明治27)年に、甲府測候所(現在の気象台)が観測を開始して以来、最高の気温。そして、35℃以…

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日付から

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このブログに掲載されている品物は、全て、現在当店が扱っているものか、以前当店で扱ったものです。

松木 茂」プロフィール

呉服屋の仕事は時代に逆行している仕事だと思う。
利便性や効率や利潤優先を考えていたら本質を見失うことが多すぎるからだ。
手間をかけて作った品物をおすすめして、世代を越えて長く使って頂く。一点の品に20年も30年も関って、その都度手を入れて直して行く。これが基本なのだろう。
一人のお客様、一つの品物にゆっくり向き合いあわてず、丁寧に、時間をかけての「スローワーク」そんな毎日を少しずつ書いていこうと思っています。

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