バイク呉服屋の忙しい日々

2019年の記事

国立社会保障・人口問題研究所では、5年ごとに夫婦の結婚過程を調査している。直近の2015(平成27)年の調査によると、初婚夫婦の平均出会い年齢は、夫が26.3歳、妻が24.8歳。平均交際期間は4.3年で、結婚年齢は、男子…

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毎年、その芳しい香りは突然やってくる。朝、玄関のドアを開けると、甘く優しい花の匂いが漂い、鼻腔をくすぐる。香りを放つ花は、金木犀。言わずと知れた、秋を告げる香木だ。 金木犀は、柊やオリーブと同じモクセイ科の常緑樹だが、同…

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17日の夕方現在で、68河川・125ヶ所で堤防が決壊、そして越水して氾濫した河川はのべ250以上にも上る。その範囲は、関東から長野、東北までの1都7県に及ぶが、これだけ多くの河川が同時に氾濫したことは、今まで記憶に無い。…

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バイク呉服屋にとって、10月は憂鬱な月。というのも、今月は税金を納めなければならないからだ。店の決算月が8月なので、今月末までに消費税と共に、市と県へ各々法人税を納付しなければならない。一日でも遅れると督促され、延滞税が…

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バックパッカーだった頃は、何の計画も持たずに、いつもふらりと旅に出た。だいたい行く場所は決めてあるものの、それも途中で怪しくなる。その時の気分で行程は変わり、もちろん泊まる場所は決まっていない。常に寝袋を持っているので、…

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「How dare you(よくも、そんなことが言える)」 これは、今月23日、ニューヨークで開催された国連の気候行動サミットにおいて、出席した世界各国の首脳に向けて発せられた言葉である。この演説を行ったのは、16歳にな…

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「くでになる」と言われても、山梨県人以外の方々は、何のことかさっぱりわからないだろう。「くで」とは、「こんがらがる」とか「絡まる」という意味の甲州弁で、紐と紐がくしゃくしゃに重なりあい、解けなくなった状態の時に、よく使う…

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野分のまたの日こそ、いみじうあはれにをかしけれ。立蔀・透垣などの乱れたるに、前栽どもいと心苦しげなり。(枕草子・第200段) この「野分のまたの日こそ」は、枕草子の中でも有名な段の一つであり、中学・高校の古典教科書の中で…

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数十本の糸を一つに束ね、一定の法則で斜めに交差させながら紐のように組み込んで作るのが、組紐である。その起源は古く、今から一万年以上も前の縄文時代にまで遡る。 日本草創期のこの時代に、縄文と名前が付いた理由は、言うまでも無…

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キモノの誂えを依頼された時には、店の名入り伝票に、お客様の寸法を記して、和裁士に渡す。この寸法票は、呉服屋の日常仕事には欠かせない道具を専門に扱う「用度屋」にも置いてあるが、多くの店は、独自に作ったオリジナル伝票を印刷し…

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日付から

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このブログに掲載されている品物は、全て、現在当店が扱っているものか、以前当店で扱ったものです。

松木 茂」プロフィール

呉服屋の仕事は時代に逆行している仕事だと思う。
利便性や効率や利潤優先を考えていたら本質を見失うことが多すぎるからだ。
手間をかけて作った品物をおすすめして、世代を越えて長く使って頂く。一点の品に20年も30年も関って、その都度手を入れて直して行く。これが基本なのだろう。
一人のお客様、一つの品物にゆっくり向き合いあわてず、丁寧に、時間をかけての「スローワーク」そんな毎日を少しずつ書いていこうと思っています。

ご感想・ご要望はこちらから e-mail : matsuki-gofuku@mx6.nns.ne.jp

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