神宮外苑の「銀杏並木」がすっかり色づいたようだ。暖かい東京都心では、毎年11月末から12月初めにかけてが見頃となる。 300メートルほど続く並木が黄色ひと色に染まり、そこを歩けば、さながら「黄金トンネル」をくぐるような感…
「健さん」が亡くなった。ものを言わずとも、これほど存在感のある俳優はもう現れないように思う。「背中で語れる男」であり、その背筋はいつも「すっと」伸びていた。 「死んでもらいます」が決めセリフだった、「網走番外地」や「昭和…
「うちの奥さん」が「仕事着」として使うキモノや帯などは、ほとんどが使い回された古いモノで、新しい反物を「誂える」ようなことは滅多にない。 今、家内が着ているモノは、以前私の母親が使ったものであり、それを洗張りして仕立て直…
今、この国の中で、タンスの中に「眠り続ける」キモノの数はどのくらいあるだろうか。 総務省統計局が調査した、65歳以上の人口は、今年の9月現在で3296万人。そのうち女性は1875万人である。考えてみると、この世代は「キモ…
数日前から、小笠原諸島の父島の近くで、不法に「珊瑚」を採り漁っている「中国密漁船」のことが報道されている。 「宝飾品」と位置付けられている「赤珊瑚」は、希少であり「高値」で取引されるため、「一攫千金」を狙ってやって来るの…
今朝から、手袋を使い始めた。毎年「立冬」の頃から、素手でバイクに乗ることが辛くなる。 人間の「体感温度」は、風が1m吹くと1℃下がると言われ、バイクだと時速が10k上がるごとに1℃下がるらしい。今日の甲府の朝の気温は、1…
呉服屋以外で、今でも「風呂敷」を仕事の道具として使っている人といえば、「検察官」であろう。風呂敷に包まれた書類を、法廷の机の上で広げている姿などは、日常的に見受けられている。 検察官が風呂敷を使う理由は、沢山の裁判資料を…