バイク呉服屋の忙しい日々

最近の投稿

バイク呉服屋にとって、梅雨が一番厄介な季節。なぜならば、雨だとバイクが使えず、仕事に支障を来たすからだ。その上運転中に、予期せぬ天候の急変に遭遇することがあり、そんな時は、家の軒先などで雨宿りを余儀なくさせられる。届けモ…

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庭の片隅の紫陽花が、初めて小さな花を咲かせた。家内が、友人から頂いた鉢植えを地植えして、今年で5年目になる。毎年、葉だけは青々として元気に見えたが、花を咲かすことはなかった。剪定をせず、特別に肥料などを与えることもなかっ…

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数日前、久しぶりに箪笥整理の仕事をしてきた。このお客様の家とは、私の祖父の代から、半世紀にも及ぶお付き合いを頂いてきた。先月初めに、ここの奥さんが亡くなられ、49日までには形見分けをしたいという、娘さん達の依頼を受けての…

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浚い(さらい)とか、浚うという語句は、片付けるとか、まとめて整理するという意味である。「どぶ浚い」は、どぶ=側溝の大掃除であり、「棚浚え」は、商店の棚に残っている古い品物を、まとめて安く売って片付けてしまうこと。よく使わ…

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プロ野球の試合を見ていると、一試合を一人で投げ抜くような、「先発完投」の投手が本当に少なくなった。どのチームも、先発・中継ぎ・抑えという役割分担を決めて、試合のプランを立てている。中には、大差のついた負け試合で登板させる…

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2005(平成17)年から始まった、夏の軽装・クールビズもすっかり定着したようだ。節電や環境対策を考慮した結果、ノーネクタイ・ノージャケットを基本とする「働きやすい服装」が提唱された。これは、28℃以上の室温でも、仕事の…

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二十四節気で言えば、一昨日が小満。もろもろの草木が、一定の大きさに成長する季節が到来したことを告げている。そういえば、わが家の庭の雑草たちも勢いをまし、これからが、私の手を煩わせる厄介な日々の始まりとなる。 除草剤をまい…

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石の上にも、三年と言いますが、このコラム・ブログを書き始めて、今日で丸三年が経ちました。稿の数も、今日が丁度300回目です。 ブログを開設した当初、まずは三年間、同じようなリズムで書き続けることを、目標にしておりました。…

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新橋・神楽坂・赤坂・浅草・芳町・向島。この街々は、東京でお座敷遊びができる、「花街」として知られている。料亭へ芸妓さんを呼び、歌と踊り、そして軽妙な会話を楽しみながら、もてなしを受ける。現代離れした、優雅で贅沢な遊び方で…

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「売り家を、唐様で書く三代目」という諺を、ご存知だろうか。これは、初代が苦労して築いた財産も、三代目の頃になるとすっかり食いつぶして、没落してしまう商家を例えたもの。 どんなに繁盛した店でも、後を継ぐ者が遊び呆けていて、…

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このブログに掲載されている品物は、全て、現在当店が扱っているものか、以前当店で扱ったものです。

松木 茂」プロフィール

呉服屋の仕事は時代に逆行している仕事だと思う。
利便性や効率や利潤優先を考えていたら本質を見失うことが多すぎるからだ。
手間をかけて作った品物をおすすめして、世代を越えて長く使って頂く。一点の品に20年も30年も関って、その都度手を入れて直して行く。これが基本なのだろう。
一人のお客様、一つの品物にゆっくり向き合いあわてず、丁寧に、時間をかけての「スローワーク」そんな毎日を少しずつ書いていこうと思っています。

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