2.3日前から20℃を越える日が続き、急に暖かくなった。それとともに、サクラの蕾も一気に膨らみ始め、開花も秒読みである。昨年、東京での開花日は3月21日。平均開花日が26日なので5日早かったが、今年は上回るスピードで花が…
58歳にして初めて、花粉症を罹った。鼻水は出るわ、くしゃみは止まらないわ、喉はイガイガするわ、涙で目がくしゃくしゃするわで、もう顔中無茶苦茶である。おかげで、人相の悪さが、いっそう際立ってしまっている。 そして間が悪いこ…
昨年、内閣府が公表した「男女共同参画白書」を見ると、生産年齢にあたる20~64歳の人口は減っているものの、就業者数は増加しており、その過半は女性である。 男女雇用機会均等法が施行された1986(昭和61)年の女性就業率(…
今年は、近年にない寒い冬のように思える。例年であれば、東京で朝の気温が氷点下になるのは、ひと冬に2,3回なのだが、先月中旬から今月上旬あたりにかけては、連日のように氷点下を記録していた。 また、北陸や東北の日本海側では異…
2月7日は、北方領土の日。第二次大戦後、ソ連(ロシア)に実行支配され続けている北方四島(国後・択捉・歯舞群島・色丹)の返還を求めるために、国民的な関心を高めようとして、1980(昭和55)年の国会決議により制定された日。…
江戸の女性達は会話の中で、お金のことを「お足」と呼んでいた。この習慣が今でも残り、「今月はお足がなくてね」などと、話す人がいる。 足が付いているかの如く、自由に世間を行き交うお金。確かにこの喩は、言い得て妙である。商いを…
結婚式に仲人の存在が無くなってから、久しい。昭和の時代に結婚した我々世代にとって、現代の式の変貌ぶりには、隔世の感がある。 本来の仲人は、まず見合いの設定をし、二人の気持ちを確認しながら仲を取り持ち、最後式に繋げるまで、…
今日は、冬至。一年のうちで、最も昼が短く、最も夜が長い。今は、夜が明けるのが7時少し前で、夕方4時半を過ぎるともう陽が落ちる。年の瀬が迫り、ただでさえ仕事に追われているが、陽が短いことで、なお急かされているような気がする…
呉服屋も、和裁士も、生地を裁断することは、「布を切る」ではなく、「布を裁つ」と言う。和裁士が仕事の中で、もっとも神経を使うのが、この裁ちを入れる時である。 和裁士は、呉服屋が採ったお客様の寸法に合うように、間違いなく裁ち…
毎年暮れになると、その年の流行語大賞が発表されるが、今年は「忖度」と「インスタ映え」だと言う。 忖度とは、相手の気持ちを推し量ることなので、別に悪い意味を持つ語彙ではないのだが、今年流行するきっかけとなった経緯を考えると…