今年はすでに、九州から東海にかけて梅雨に入っている。平年に比べると、三週間も早い。関東甲信地方も、このところ雨の日が続いて、「梅雨の走り」を思わせる。二十四節気の「小満(しょうまん)」にあたる今は、陽光に満ちて、万物が成…
どのくらい信憑性があるのかは不明だが、先日イギリスのスポーツ医学誌の研究結果として、一週間に二時間半以上の運動を継続することで、コロナ感染の重症化のリスクが大幅に下がると報道されていた。 話によれば、感染者5万人を運動不…
考えてみれば、多くの人がマスクを求めて右往左往していたのは、昨年の今頃だった。入荷を待って、朝早くからドラッグストアの前には、長蛇の列が出来ていたことを思い出す。ネットでは、品不足を良いことに、とんでもない価格で売りに出…
全国各地で、例年より一週間ほど早く咲き始めた桜。東京では今がまさに満開で、本来ならこの週末は、絶好の花見日和になるはずだった。けれども、今だに収束しないコロナ感染は、そんな人々のささやかな春の愉しみをも奪ってしまった。 …
「和の装いとして、最も贅沢なことは」と問われれば、それは、職人が手を尽くした高価な品物をまとうことではなく、着用する場面ごとに、品物を沢山用意することでもない。それぞれの季節に相応しい姿を、キモノや帯、そして小物も含めた…
昨年秋に誕生した菅内閣は、社会活動全般のデジタル化推進を、政策の目玉に掲げた。この一環として始まった動きが、行政手続きにおける押印、つまりハンコの廃止である。政策を担当する河野太郎行政改革相は、手続きの99%で、印鑑を不…
平安時代の貴族女性の正装・女房装束が、何枚も衣装を重ねて着装する「十二単(じゅうにひとえ)であることは、皆様ご承知の通り。一番上には唐衣(からきぬ)と裳(も)、次に表着(うわぎ)、打衣(うちぎ)、さらに五衣(いつつころも…
学問の神様・菅原道真公が、雷様の成り変わりであることをご存じだろうか。道真公を祀っている社を天神社と呼ぶが、「天神」とは「雷神」を意味し、この神を畏怖して祈願の対象とすることを「天神信仰」と言う。 では何故、道真公は雷神…
今から1700年前の中国・魏の国には、社会から隔絶した場所に実を置きながら、哲学的思想・清談に明け暮れる知識人の存在があった。これが「竹林の七賢人」と呼ばれた人たちで、清談とは、現実から逃避して自由に物事を論じることであ…
「クリスマスを前に多くの人と接触することで、祖父母と過ごす最後のクリスマスになってはなりません。」 これは今月9日、ドイツ議会で演説をしたメルケル首相の言葉である。この日ドイツでは、新型コロナウイルス感染による死者が、こ…