ブログに載せる記事を書くときは、自分の経験したことや知識ばかりでなく、沢山の資料も参考にさせて頂いている。だが、今までの話の中で、「念を入れた」つもりの稿でも、間違った認識のままお話してしまっているものがある。 そのこと…
店内の模様替えは、週1,2回。だいたい5日に一度の割合で、飾る品物を変えている。専門店という暖簾を掲げているのであれば、やはり「旬」を意識して、季節ごとにふさわしいものをお見せしなければならない。 店の正面ウインドに入れ…
人は、「文系人間」と「理系人間」に仕分けられる。また「器用な人」と「不器用な人」にも仕分けられる。自分の仕事を考える時には、誰もが、自分の「得手」を生かし、「生業」としたいと考えるのが普通だ。 「呉服屋」の仕事は、どちら…
「小股の切れ上がった女」という言葉をご存知だろうか。たまに、時代劇の台詞の中で、「あそこの飲み屋の女将は、ちょっと『小股の切れ上がったいい女』でしてね。」などと使われることがある。 どんな女性のことをいうのか、調べてみた…
前回、「取引先散歩」の稿でお約束したように、今日から二回に分けて、竺仙の浴衣コーディネートをしてみたい。 竺仙の地色は、「白」・「紺(褐・かちん)」・「藍」の三色が基本である。柄行きは、夏という季節を強く意識した「旬の和…
朝顔・撫子・ほおずき・鉄線・露草・菖蒲・桔梗・萩・・・。いずれも「竺仙・浴衣」の図柄・モチーフとして使われている花植物である。これらは皆、初夏から初秋(立夏から立秋)の頃に花が色づき、暑さに負けずと咲きほこる。 江戸天保…
「2040年には、この国の自治体の半分が消滅する」という「衝撃的」な試算が発表された。「日本創成会議・人口減少問題検討分科会」により、20~39歳までの若年女性が、各自治体ごとにどのくらいの比率で減少するか、割り出された…
昼間の気温が25℃前後になると、「長袖」から「半袖」に移る方が多くなる。連休が終わり、「梅雨」に入るまで、つかの間の晴れ間が続く今は、一年の中でももっともすごしやすく、さわやかな季節になる。 初夏にふさわしい色は何か。そ…
1974(昭和49)年といえば、今から丁度40年前。この年の最大の出来事といえば、田中角栄内閣が「金脈問題」で退陣し、米国でニクソン大統領が「ウォーターゲート事件」で辞任したこと。 山口百恵の「ひと夏の経験」や森進一の「…
キモノや帯は、どこの店で求めたのかということが、わかりやすい品物である。それは、大概「誂えた店のたとう紙」に包まれて保管されているからだ。県外から嫁いできた方から、品物の手入れを依頼されれば、やはりその方の実家に近いとこ…