誰もが知っているように、「和」と言う言葉は、「日本」を表す言葉である。「和食」「和服」「和楽器」「和菓子」などなど、「和」は、「日本独自の」と言う意味で使われている。 では、「和」とはどこから来た言葉なのか。源泉をたどれ…
浅草の「酉の市」や京都南座の「顔見世興行」のニュースを耳にすると、年の暮れが近づいたことを実感する。酉の市の「福をかき集める」という意味で買い求められる「熊手」には、来る年の商売繁盛や、無病息災の願いが込められている。 …
小さな呉服専門店に置かれている品物は、主人(あるじ)の好みに左右される。特に、紬や小紋類のカジュアルモノの扱いが多いところでは、その傾向は強いと思われる。 「バイク呉服屋」にも、これが当てはまる。うちが扱う品物の比率は、…
神宮外苑の「銀杏並木」がすっかり色づいたようだ。暖かい東京都心では、毎年11月末から12月初めにかけてが見頃となる。 300メートルほど続く並木が黄色ひと色に染まり、そこを歩けば、さながら「黄金トンネル」をくぐるような感…
今朝から、手袋を使い始めた。毎年「立冬」の頃から、素手でバイクに乗ることが辛くなる。 人間の「体感温度」は、風が1m吹くと1℃下がると言われ、バイクだと時速が10k上がるごとに1℃下がるらしい。今日の甲府の朝の気温は、1…
呉服屋以外で、今でも「風呂敷」を仕事の道具として使っている人といえば、「検察官」であろう。風呂敷に包まれた書類を、法廷の机の上で広げている姿などは、日常的に見受けられている。 検察官が風呂敷を使う理由は、沢山の裁判資料を…
昨今では、「キモノ」というものが、「着ているだけ」で目立つ存在になってしまったようだ。世間的には、「手の届かない高価なモノ」とか、「居ずまいを正した、堅苦しいモノ」という評価がある一方、フォーマルの席では、「どんなブラン…
2,3日前、ある映画製作会社の小道具担当の方から、メールで質問を頂いた。 その内容は、戦前(昭和19年頃の設定らしい)、呉服屋が顧客のところへ反物を持って商売に行くとき、どのような「道具」で反物を包んで運んだかということ…
土曜日から、急激にブログへの訪問者が増えた。このところ、150人前後で推移していたのだが、200人を超えている。 理由は、「御嶽山の噴火」である。調べてみると、「昭和レトロトリップ」の稿「消えた仙人境・王滝 濁川温泉」の…
先日、このブログでご紹介した、フランス人の「マリー」さんから、お礼のメールが届いた。私は、単なる「小売店主」であり、「研究者」ではないので、確固とした答えにはなっていないと思うのだが、それでも「少し」は役に立てたようであ…