つたない情報発信をする者にとって、読者から頂くご意見やご感想ほど有難いものはない。読んでくださる方が、書いている内容をどのように受け止めてくれたのか、知ることが出来るからだ。 出来うる限り正確で、間違いのない情報を伝える…
日本の美術に対して、欧州の人々が注目するようになった契機は、19世紀中期に始まった、万国博覧会によるところが大きい。 初めて日本の工芸品が展示されたのは、1862(文久2)年のロンドン万博。この時出品されたものは、日本に…
呉服屋にとって、一番嬉しく有難いのは、お客様から信頼されて仕事を任されること。これは、新しい品物を求めて頂く時だけでなく、手直し品をお預かりする時も、同じである。 そんな仕事の中で、もっとも緊張するのは、「着用する場所に…
長時間電車に乗っていたり、車で遠方の仕事に出掛けたりすると、体調が悪くなる。おそらく、冷房が効いた車内と灼熱の外気との温度差に、体が順応しないからだろう。 一方、バイクで仕事をしている時は、割と快適だ。もちろん、照りつけ…
「なまめかしい」という言葉は、色気があるとか、艶やかという意味で使われることが多い。夏の街には、思い切り薄着で歩く若い女性が溢れているが、いくら肌を露出していても、なまめかしさは感じない。そればかりか、時折品のない印象を…
このブログでは、毎日どの稿がどれくらい読まれているか、わかるようになっている。また、読まれる方が、どこのサイト、あるいはページを経由して、ここに辿りついたのかということも、知ることが出来る。 ここ2,3日、急速に読まれる…
このブログを書き始めて四年も経つのに、全く文章が上達しない。時折、昔書いた記事を読み直すことがあるが、意味不明なところもかなりある。呉服に関わることは、特殊な用語が多い。それをそのまま、説明もなしに書いてしまっているため…
灼熱の中で取引先を歩き回ることは、かなり苦痛を伴う。普段バイクばかり乗っていて、歩くことがほとんどない。運動不足による体力の低下は、年齢とともに著しくなっている。歩くことを全く厭わなかった、バックパッカーの面影は、かけら…
皇后・美智子さまのお召物の地色は、いつも上品で控えめ。薄い銀鼠色、生成色、薄ベージュ、ごく薄い灰桜色などをよく使われている。いずれにせよ、柔らかい色をまとわられることで、より気品のある姿として映って見える。 天皇陛下の傍…
小学生の夏休みの宿題と言えば、学習冊子・夏休みの友、読書感想文、絵日記や工作、自由研究(高学年)などであろうか。その内容は、我々が子どもだった昭和40年代とあまり変わっておらず、ほとんど定番と化している。 この宿題、子ど…