２月のコーディネート 雪紬を、ビビッドな楊梅色で着こなす
バックパッカーだったバイク呉服屋は、若い頃、何度か危ない目に会っている。誰も訪ねない山野や海岸べりばかりか、時には無人島にまで足を踏み入れていたので、不測の事態に遭遇するのも、当然と言えば当然である。 獣の影に怯えたり、…
- 投稿者：
- 松木 茂
- カテゴリ：
八掛の色選びを楽しもう 小紋編 図案の挿し色から考えてみる
バイク呉服屋は、このところ戸惑っている。何に対してかと言えば、このブログ読者を始めとして、様々な方から頂戴する疑問や相談事の内容に関してである。 多くの消費者は和装に馴染みが無く、判らないことばかりなのは、当然理解出来る…
- 投稿者：
- 松木 茂
- カテゴリ：
八掛の色選びを楽しもう 付下げ編 微妙に共色を外してみる
どうも最近のTVコマーシャルは、どれもインパクトに乏しく、印象に残らない。そもそも、若い人達は、生活の中心にネットがあり、テレビを視聴する機会は、少ない。そして、我々のような中高年世代でさえ、テレビ離れが進んでいる。 娯…
- 投稿者：
- 松木 茂
- カテゴリ：
１月のコーディネート モダンな松の緑で、新しい春を迎える
名前は、一生その人について廻るものだけに、命名する時には、あれやこれやと悩む。昨今は、出生前に性別を知ることが出来るので、男女どちらかに絞って名前を考えれば良いのだが、それでも難しい。役所へ出生届を出す期限は、二週間と決…
- 投稿者：
- 松木 茂
- カテゴリ：
１２月のコーディネート 雪華文と古代ギリシャ装飾文で、冬を装う
今週末は、今年最後の三連休。クリスマス・イブも重なり、イルミネーションの輝きの中で、さぞ都会の街は賑わっていることだろう。２３日が天皇誕生日となるのも、これが最後。来年からは、皇太子・徳仁親王殿下の誕生日・２月２３日が新…
- 投稿者：
- 松木 茂
- カテゴリ：
１１月のコーディネート 柿色と朽葉色、秋色をカジュアルに着こなす
先日のニュースで初めて知ったのだが、近頃の婚活には、DNA鑑定を使うらしい。本来この検査は、血族関係を証明する時や、犯罪捜査等で人を特定するために使うもの。 DNAとは、デオキシリボ核酸という物質で、遺伝子の中核を成すも…
- 投稿者：
- 松木 茂
- カテゴリ：
少し贅沢な四つ身絵羽で、「帯解きの儀」に相応しい姿を装う
先日、実家で飼っていた犬が亡くなった。年齢は２０歳近かったので、大往生である。元気な頃は、外の小屋に繋いでおいたのだが、ここ一年ほどは衰弱が激しく、冷暖房完備の室内に入れていた。食べ物も栄養価の高いものを与え、具合が悪く…
- 投稿者：
- 松木 茂
- カテゴリ：
おはしょりの謎（後編） 文明開化が、新たなスタイルを生み出した
近代の日本において、ドラスティックに国の形態が変わる契機となったのが、明治維新と太平洋戦争。そのどちらもが、国内からの変革ではなく、鎖国体制下での欧米列強進出の是非を巡ること、あるいは、大東亜共栄圏の確立という大義名文を…
- 投稿者：
- 松木 茂
- カテゴリ：
バイク呉服屋への指令（５）手持ち品を生かし、振袖姿を整えよ（後編）
キモノにせよ帯にせよ、一点の品物として出来上がるまでには、多くの工程を経なければならない。そして、この過程において、どれだけ人の手を施したかということで、質が決まる。もちろん価格も、質に比例する。つまり、手間と価格は、必…
- 投稿者：
- 松木 茂
- カテゴリ：
バイク呉服屋への指令（５）手持ち品を生かし、振袖姿を整えよ（前編）
今、大学医学部入試における、女子の差別が問題になっている。大学が女子の入学を避ける理由は、女性が将来医師となった時に、結婚や出産、育児などで一時仕事を離れることが考えられ、継続して職場の戦力になりにくいことが、挙げられて…
- 投稿者：
- 松木 茂
- カテゴリ：
