今、中学や高校で規則の無い学校など、ほとんど無いだろう。制服に始まり、鞄、靴、靴下に至るまでの服装、そして頭髪など身だしなみに関わることまで、それこそ学校で生活を送ること全てにおいて、細かく規定されている。 学校に所属す…
現在我々が目にするキモノや帯の文様には、奇をてらうものはほとんど見られない。どれもが、我々の祖先・先人達が生きた時代の中で、それぞれ生まれてきたものである。一つ一つの文様には、その時々の歴史的な背景や裏付けが、明らかに存…
大相撲の世界には、「三年先の稽古」という言葉がある。本当の実力とは、短期間で身に付くものではなく、成果が出るまでには、時間がかかる。目先の勝ち負けにはこだわらず、日々地道に精進すること。これが何よりも大切なのだ。稽古を怠…
奥会津にはまだ、日本の原風景とも言うべき、懐かしい姿が残っている。四季折々の美しい風景の中で、自然の恵みを受けながら生きる素朴な暮らしが、そこにはある。 会津若松と新潟の小出を結ぶ只見(ただみ)線は、越後山地の間を流れる…
昔の夜汽車には、独特の風情があった。4人掛けの狭い座席で一夜を過ごし、浅い眠りから目覚ると、窓の外には、朝靄に煙る素朴な風景が広がっている。遠くへ旅に出ていることを、強く感じさせてくれたものだ。 今と違って、電気化されて…
迷走していた台風が去ったと思ったら、熱波の到来である。甲府も、ここ2、3日は37℃を越える日が続き、うだるような暑さだ。 長年バイクで外仕事をしていると、感覚的にその日の気温が判って来る。35℃以下なら、走っていれば風は…
年頃の娘を持つ家では、しばしば結婚が話題になる。だが、昔とは違って、親が干渉することはほとんどなく、どう考えるかは本人次第だ。我が家も、三人の娘達の結婚に関しては、当人達に任せてあり、自由に決めれば良いと考えている。 だ…
それにしても、ここ数年の雨の降り方は異常だ。一時間に100ミリを越えるようなゲリラ豪雨や、狭い地域に長時間雨雲が居座り続ける線状降水帯は、河川の水の許容量をはるかに越えて、人々に甚大な被害をもたらす。 この夏の福岡・朝倉…
山梨の夏の味覚と言えば、やはり桃だ。7月中旬から8月上旬は、出荷の最盛期を迎え、農家は早朝から収穫に追われている。私も毎年、他県に住む親しい友人たちに、少しだけ山梨の味をおすそわけしている。 桃の味は、どれも同じように思…
どの時代にも「アイドル」は存在する。現代では、AKBとかHKT、さらに桃色クローバーZなどのように、グループ化されているものがほとんどだ。バイク呉服屋のような50代のおじさんにとっては、どのグループにどんな女の子が何人所…