バイク呉服屋の忙しい日々

最近の投稿

先日加藤くんからのメールでわかったことですが、「太田屋」さんの初代の曽祖父「増五郎」さんは、もともと目黒の生まれで、「加藤家」は徳川家光の時代から幕府の「鷹場」の管理をしていた名家で、農家でありながら「苗字帯刀」が許され…

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呉服屋になるとは思っていなかった。昔の私を知る人はそう言う。 人の生き方や価値観は、若い頃の経験に影響されることが大きいと思う。 「何が大切なのか」ということを考える時間は、人が生きていく上で無くてはならないことであり、…

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週末の夕方に店のウインドや店舗内の模様替えをする。 ご多分にもれず、ここ甲府の中心商店街も昔の賑わいは見られない。空き店舗が目立ち、活性化対策に行政や商工会議所などが躍起になっているが、厳しい状況は変わらない。 私は、昔…

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「盗んで覚える」というのが仕事を理解していく基本である。跡取りである者には特に、モノを教えない。顧客へのモノの売り方や応対の仕方、また仕入れるモノの見方など「盗んで覚える」うちに自分なりのやり方や工夫を会得してゆく。そう…

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私は「いきものがかり」の楽曲が好きだ。特にバラードは何を聞いても心に響く。このカテゴリーの「ノスタルジア」もそこから想起させていただいた。。「ソプラノ」や「会いにゆくよ」「愛言葉」などたくさんのバラード楽曲は、「せつなさ…

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モノを長く使うには定期的にメンテナンスをすることが何より重要だ。 うちのバイクは走行距離1000キロごとにオイル交換と点検をしてもらう。今の走行距離は約11万キロなのでもう100回以上点検を受け続けたことになる。お読みい…

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例年より早く、梅雨入り宣言をしたのに雨が降らない。ここ何年か「空梅雨」のような感じで、降るときは「ゲリラ豪雨」のように一挙に集中して降る。甲府はもともと盆地で夏はかなり過ごしにくい土地である。 「真夏でもバイク」の私は例…

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単衣から袷に変わるこの季節は、毎年、手直しの依頼が多くなる季節である。 秋から春にかけて使われた「袷」を、しみぬきや丸洗いをしたり、洗い張りして仕立て直すなどの仕事は、割と時間に余裕のある夏の間にお受け出来るのが、私とし…

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明日は6月1日、衣替えである。 当店もゆかたを始め、小千谷縮や明石縮などの夏織物、絽小紋、絽付下げなどの夏染物も飾り、単衣、夏の薄物へと模様替えをした。 何分、ひとりの作業のため、なかなか仕事が捗らないのだが、今日は夕方…

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「今日の仕事から」という「カテゴリー」の中で、最初は呉服屋が使う「道具」について話を進めてみたい。 今日は「検針器」について。何故最初に一般的になじみのない「検針器」を取り上げたかというと、実は今日「検針」をしたキモノか…

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このブログに掲載されている品物は、全て、現在当店が扱っているものか、以前当店で扱ったものです。

松木 茂」プロフィール

呉服屋の仕事は時代に逆行している仕事だと思う。
利便性や効率や利潤優先を考えていたら本質を見失うことが多すぎるからだ。
手間をかけて作った品物をおすすめして、世代を越えて長く使って頂く。一点の品に20年も30年も関って、その都度手を入れて直して行く。これが基本なのだろう。
一人のお客様、一つの品物にゆっくり向き合いあわてず、丁寧に、時間をかけての「スローワーク」そんな毎日を少しずつ書いていこうと思っています。

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