11月22日は、いい夫婦の日。縁起の良い語呂合わせから、この日を選んで入籍するカップルも増えているらしい。どんな夫婦でも、新しい生活を始める前には、末永く仲良く幸せな家庭を築こうと、心に決めていると思うのだが、夫婦生活を…
スパイ大作戦を見ていたのは、確か中学生の頃だと思う。テレビ放映されていた期間を調べてみると、1967(昭和42)年~1973(昭和48)年の7年間。 アメリカの秘密諜報機関から指令を受けて、任務を遂行するスパイのお話で、…
「袖触れ合うも、多生の縁」という言葉の意味は、ほんのささやかな出会いでも、それは前世からの約束として、決められている縁(えにし)であること。「多生」とは、仏教の教義に基づく語で、命あるモノは必ず死を迎え、何度生まれ変わる…
多くの人は、50歳も半ばを過ぎてくると、定年を意識する。組織に属していれば、第二の人生をどのように過ごすか、否応無く思いを巡らせることになる。自分の趣味に生きようとする人、まだ働く意欲があるので、「第二の職場」を探す人、…
キモノや帯を、状態良く、長く使うためには、着用後のメンテナンスをきちんすることが大切である。これは改めて話すまでもなく、どなたでも、理解されていることと思う。だが一通り手入れを済ませて、箪笥の中に入れてしまうと、定期的に…
加賀友禅の作家が、自分の作品に付ける落款は、どれも個性的だ。この印は、作品に対する署名(サイン)であり、証明ともなる。 大概、自分の名前からひと文字を選び、巧みに図案化している。例えば、毎田仁郎氏の落款は「仁」だが、部首…
先週、仕事を休んで、10年ぶりに北海道・十勝三股へ行ってきた。東大雪の麓の小盆地、人家は僅かに二軒。携帯電話の電波も届かない、世間からは隔絶した場所。 三股のことは、ブログの「むかしたび」の中でも、紹介しているので、詳し…
最近、若い人の間で、手の甲や、手そのものが全て隠れてしまうような服が、流行っているらしい。袖先が長すぎると、食事の時など汚しやすくなり、何かをするたびに袖を捲らなければならず、使い勝手が悪いと思うのだが、着用している本人…
友禅の染料を定着させるためには、どうしても必要な蒸し加工。京都で、この仕事を専業とする会社が、とうとう一軒になってしまったらしい。右肩下がりに減り続ける生産が、加工職人を直撃した結果である。 だが、最後まで残ったこの加工…
今年に入り、都心郊外や地方デパートの閉店が続いている。そして来年にかけても、三越・伊勢丹、そごう・西武、阪急・阪神といった大手資本の中の7店舗が、店を閉じるそうだ。 車が生活の足になっている地方では、郊外に大型ショッピン…