単衣から袷に変わるこの季節は、毎年、手直しの依頼が多くなる季節である。 秋から春にかけて使われた「袷」を、しみぬきや丸洗いをしたり、洗い張りして仕立て直すなどの仕事は、割と時間に余裕のある夏の間にお受け出来るのが、私とし…
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呉服屋として大切なことは、モノを作る職人とモノを直す職人の間に立ち、 その仕事の仔細を説明しながら商品を勧めたり、直しの仕事を受けたりすることが 出来る「知識と智恵」をどれ程持っているかという点である。 「経験」と一言で…
このブログに掲載されている品物は、全て、現在当店が扱っているものか、以前当店で扱ったものです。
呉服屋の仕事は時代に逆行している仕事だと思う。利便性や効率や利潤優先を考えていたら本質を見失うことが多すぎるからだ。 手間をかけて作った品物をおすすめして、世代を越えて長く使って頂く。一点の品に20年も30年も関って、その都度手を入れて直して行く。これが基本なのだろう。 一人のお客様、一つの品物にゆっくり向き合いあわてず、丁寧に、時間をかけての「スローワーク」そんな毎日を少しずつ書いていこうと思っています。
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