バイク呉服屋の忙しい日々

今日の仕事から

インドネシアには二つの伝統的染織技術がある。「染」は「バティック(ジャワ更紗)」で「織」は「イカット」。「イカット」については、その経絣の裂地が「広東錦」に経由され、日本の絣のルーツの一つになっていることを書いた(「聖徳…

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ここ何日か、七五三祝いの後の手入れをした品の納品が続いた。子どものキモノだけでなく、母親が使った品物も一緒に手を入れる。母親が着るアイテムは、「色紋付」か「付下げ・訪問着」である。 納品の際、ほとんどのお客様は、「今度い…

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今日から、師走。ブログの公開を始めて半年以上が過ぎました。のべ4700人もの方にご覧いただき、大変感謝しております。(うちの「訪問カウンター」は、同じ方が一日に何度訪問されても、重複して数えることはなく、あくまで、一人な…

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山形県は4つの地域に分けられる。県南部の米沢を中心とした「置賜地方」。県庁所在地のある山形は「村山地方」。新庄を中心として県北部で秋田県に隣接する「最上地方」。そして、日本海岸の酒田を中心とした「庄内地方」。県の面積はか…

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果汁100%オレンジジュースの味は濃厚である。人によっては、その味よりも果汁5,6%のものの方が飲みやすいし、美味しいと感じられる場合がある。価格は、当然100%果汁の方が高い。 加工食品の場合、ジュースに限らず原材料が…

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年に何度か、箪笥整理を頼まれることがある。それも、亡くなった方の品物であることが多い。その家のおばあちゃんが大切に使い、保管しておいたモノである。 依頼する人は、ほとんどの場合「お嫁さん」か「娘さん」。一昔前であれば、故…

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キモノや帯のほとんどは、寸法直しや補正により再生できることを、このブログでも何回か具体的に例をあげてとりあげてきた。 だが、現代ではほとんど使わなくなってしまったモノもある。それをどのように生かすか考えなければならないの…

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「人の手」による仕事は、やはりどこかに「温かみ」を残すように思える。以前「加賀友禅を見分ける」の稿の時にも書いたが、それは「かすかなズレ」や「色の滲みやかすれ」など、「自然な形」で残る「仕事の跡」であり、ある意味で「不均…

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当店では、「展示会」というものをしない。催し物と言えるかどうかはわからないが、年二回のバーゲンセールを4月と11月に3,4日ほどするだけである。 「そのためにすること」、と言えばとりあえず顧客の皆様に案内の葉書を送るくら…

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近年、「小紋」の存在感は薄い。その位置づけは「カジュアル」=「普段着」というのが一般的であるが、街着を選ぶ方は「紬などの織物」を好む方のほうが多く、小紋に目を向けることが少ない。紬は産地ごとに特徴があり、「着心地」も多様…

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日付から

  • 総訪問者数:1919407
  • 本日の訪問者数:59
  • 昨日の訪問者数:377

このブログに掲載されている品物は、全て、現在当店が扱っているものか、以前当店で扱ったものです。

松木 茂」プロフィール

呉服屋の仕事は時代に逆行している仕事だと思う。
利便性や効率や利潤優先を考えていたら本質を見失うことが多すぎるからだ。
手間をかけて作った品物をおすすめして、世代を越えて長く使って頂く。一点の品に20年も30年も関って、その都度手を入れて直して行く。これが基本なのだろう。
一人のお客様、一つの品物にゆっくり向き合いあわてず、丁寧に、時間をかけての「スローワーク」そんな毎日を少しずつ書いていこうと思っています。

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