バイク呉服屋の忙しい日々

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ここ数日の報道で、ネットバンク利用の危険性が指摘されている。振込みなどが、家に居ながらにして出来るので大変便利なのだが、突然「銀行口座」から自分の預金が消えるような例が後をたたないらしい。 銀行と預金者を繋ぐ「パスワード…

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1974(昭和49)年といえば、今から丁度40年前。この年の最大の出来事といえば、田中角栄内閣が「金脈問題」で退陣し、米国でニクソン大統領が「ウォーターゲート事件」で辞任したこと。 山口百恵の「ひと夏の経験」や森進一の「…

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新緑のゴールデンウイーク、各地の観光地は賑わいを見せていることだろう。家族サービスに従事されているお父さん方は、本当にお疲れ様だと思う。五月の連休、旧盆、年末年始と、毎年繰り返される高速の渋滞や、鉄道の混雑は、「にっぽん…

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我々の学生時代、「ペアルック」のカップルを見かけることがよくあった。「私たち付き合っています」ということを、外部にアピールしたい気持ちはわかるが、そんな姿を目にした周囲の者は、今の言葉でいえば、「ちょっと引く」ような、感…

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キモノや帯は、どこの店で求めたのかということが、わかりやすい品物である。それは、大概「誂えた店のたとう紙」に包まれて保管されているからだ。県外から嫁いできた方から、品物の手入れを依頼されれば、やはりその方の実家に近いとこ…

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家内に言わせると、私は「スーツとデスクワーク」が全く似合わない男らしい。これは、「オフィス」という場所とはほど遠いところにいるという意味で、つまりは「組織」というものと「縁遠い」人間ということを言い表している。 北海道に…

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結婚前後の若い人のキモノの地色と言えば、一昔前までは、いわゆるピンク系統の色が多かった。時代と共に、振袖や訪問着・付下げ・無地あたりの「よそ行き」モノの地色傾向は、少しずつ変化してきている。 当店の若い方向けの品物の地色…

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「しみも抜けず、補正も出来ない」ような品物があることを、先日お話させて頂いた。では、この「直せない」品は、もう使えないと諦めるしかないか、というと、そうでもないのだ。 「しみや汚れが取れない」というのは、「根本的に直せな…

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「キモノ」が日常のものとされていた頃、「羽織」は無くてはならない存在だった。昭和40年代以前が舞台になっている、映画やTVドラマの女性の普段着(ウールや紬あるいは小紋、銘仙など)の上には、必ずと言ってよいほど、「羽織」が…

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桜の花 散り散りにしも わかれ行く 遠きひとりと 君もなりなむ (釈迢空・折口信夫) 桜の季節になると思い出す歌がある。「桜の花がはらはらと散りゆくように、君は別れて、遠い人になってしまうのだろうか。」 まさに、「惜別」…

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このブログに掲載されている品物は、全て、現在当店が扱っているものか、以前当店で扱ったものです。

松木 茂」プロフィール

呉服屋の仕事は時代に逆行している仕事だと思う。
利便性や効率や利潤優先を考えていたら本質を見失うことが多すぎるからだ。
手間をかけて作った品物をおすすめして、世代を越えて長く使って頂く。一点の品に20年も30年も関って、その都度手を入れて直して行く。これが基本なのだろう。
一人のお客様、一つの品物にゆっくり向き合いあわてず、丁寧に、時間をかけての「スローワーク」そんな毎日を少しずつ書いていこうと思っています。

ご感想・ご要望はこちらから e-mail : matsuki-gofuku@mx6.nns.ne.jp

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