バイク呉服屋の忙しい日々

職人の仕事場から

世間の奥様達は、「亭主元気で留守が良い」などとよく言う。会社が休みの日など、家でごろごろしている旦那の世話をするのが億劫で、自分の時間が持てない。だから、なるべく外に出ていてもらう方が、気が楽なのだろう。 今は、共稼ぎの…

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キモノや帯の中には、お客様自身がモノ作りに参加し、自分だけの誂え・オンリーワンの品物を作ることが出来るものがある。織帯や型紙が必要なもの、さらに手を尽くした友禅の絵羽モノなどは、製作の工程や費用の面から考えれば大変難しい…

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昨日、来春の大学新卒者に対する就職活動が解禁となった。解禁日は、ここ数年早まったり遅くなったりと、猫の目のようにくるくる変わり、学生達を悩ませてきたが、学業への影響を考慮した結果として、今の時期に落ち着いた。 出張の際、…

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「西陣の手織機は、三代続くのが、難しいとも言われている。つまり、手機は工芸のたぐいだからであろう。親がすぐれた職工、いわば技芸の腕があったとしても、それは子どもに伝わるとは限らない。息子が親の芸のおかげで、怠けるのではな…

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ヨーロッパでは、職人の社会的地位が高い。例えばドイツでは、「マイスター」の称号を持つ者が、人々から尊敬の眼差しを受ける。職人それぞれの仕事の中で発揮される技術を、誰もが認め、正しく評価される。 このような社会の環境がある…

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我々世代の男子が、針を持つ授業を受けたのは、小学校5、6年の時だけである。糸の玉結びや玉止めを覚え、返し縫いの練習を繰り返して、ボタン付けをしたり、ミシンを使って、雑巾を縫ったりもした。バイク呉服屋は、手先がひどく不器用…

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蒸しと水元(水洗い)という仕事は、友禅の作業工程の中で最も地味であり、あまり知られてはいない。下絵や糊置き、色挿し、さらには箔・縫、絞りとそれぞれの工程にいる職人達の技は、品物の上に姿が表れる。 加賀友禅は、下絵の図案描…

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地方の者にとって、縦横無尽に張り巡らされた東京の地下鉄路線を、熟知して使いこなすことは難しい。知らないうちに、新しい路線や駅が出来ていたり、私鉄との乗り入れが始まっていたりする。 バイク呉服屋が、東京で学生生活を始めたの…

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バイク呉服屋にとって、梅雨が一番厄介な季節。なぜならば、雨だとバイクが使えず、仕事に支障を来たすからだ。その上運転中に、予期せぬ天候の急変に遭遇することがあり、そんな時は、家の軒先などで雨宿りを余儀なくさせられる。届けモ…

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庭の片隅の紫陽花が、初めて小さな花を咲かせた。家内が、友人から頂いた鉢植えを地植えして、今年で5年目になる。毎年、葉だけは青々として元気に見えたが、花を咲かすことはなかった。剪定をせず、特別に肥料などを与えることもなかっ…

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このブログに掲載されている品物は、全て、現在当店が扱っているものか、以前当店で扱ったものです。

松木 茂」プロフィール

呉服屋の仕事は時代に逆行している仕事だと思う。
利便性や効率や利潤優先を考えていたら本質を見失うことが多すぎるからだ。
手間をかけて作った品物をおすすめして、世代を越えて長く使って頂く。一点の品に20年も30年も関って、その都度手を入れて直して行く。これが基本なのだろう。
一人のお客様、一つの品物にゆっくり向き合いあわてず、丁寧に、時間をかけての「スローワーク」そんな毎日を少しずつ書いていこうと思っています。

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