2020(平成32)年に開催されることになった、東京オリンピック・パラリンピック。多額に膨れ上がった新国立競技場の整備費用や、酷似したエンブレムのデザインなど、このところ問題が噴出しているのは、ご承知の通りである。 昨年…
花束を作ってもらうと、メインの花と一緒に「かすみ草」が添えられることが多い。花の見映えが引き立つように、あるいは色のアクセントとして、使われる。かすみ草は、白い小さな可憐な花で、自己主張しない。だからこそ、脇役として役割…
現在ある祝日の中で、もっとも古くから始まったものは何か。2月11日の建国記念日・11月3日の文化の日・11月23日の勤労感謝の日である。この日は、1873(明治6)年の太政官(だじょうかん)布告・年中祭日祝日ノ休暇を定ム…
経糸は玉繭からとられた絹糸、緯糸は強い撚りをかけた綿糸。これを交互に織り込んだ絹・綿交織縮が、「豊田織」である。 1891(明治24)年、東京の紬問屋・秋場により考案されたこの織物は、縮独特のシボにより、さらりとした着心…
Jリーグの試合では、上半身裸のまま声をからし続ける若いサポーターを見かけることがよくある。試合の熱気と興奮で「服なんか着ていられるか」ということだろうが、彼らは、現代の「裸族(らぞく)」と呼べるような存在であろう。 だが…
マニキュアフィンガー・ロザリオビアンコ・ゴルビー・藤稔・ベリーA・アジロン。 これは全てブドウの名前だが、皆様はいくつご存知だろうか。 マニキュアをした爪のように、細長い形をした粒が特徴的なのが、マニキュアフィンガー(赤…
家内に頼まれた仕立て直しのキモノが、何ヶ月も放置されている。また、今年の正月に末娘が着た振袖も、まだ汚れを確認していない。 日常の仕事に追われていると、身内のことなど全く忘れてしまい、手も付けられない。それこそ、「紺屋の…
論調を見ていくと、それぞれの新聞社の立ち位置がわかる。現在議論になっている安保法制の問題などは、大変わかりやすい。 現在全国紙と呼ばれている新聞は、朝日・読売・毎日・産経・日経の五紙。現在の政権が推し進める、憲法解釈の変…
8月も20日を過ぎると、夏休みは駆け足で過ぎていく。自由研究や読書感想文など、休みの課題がまだまだ終わらないという子どもたちにとって、残り少ない8月の日が、カウントダウンのように感じられることだろう。休みの期間には地域性…
10月から、国民一人一人に背番号が付く。マイナンバー制度のことである。年金や保険、税の納入や受給などが、効率的で公平に運用出来るようになると、政府は述べているが、果たして利点だけで問題はないのだろうか。 とどのつまりは、…