先日、大リーグ・エンゼルスの大谷選手が20本目のホームランを放った。日本人のメジャーリーガーとして20本塁打以上を記録したのは、コジラこと松井秀喜さんに続いて二人目だ。 その上、ピッチャーとしても10試合に登板し、4勝を…
バイク呉服屋では、譲り受けた古い品物を直す仕事が多い。大概が、元の品物より寸法を広げる依頼だが、縫いこみの入り具合により、直すことが出来る範囲が決るので、中にはどうにも使えないケースも出てくる。 特に多いのが、内揚げが少…
国が、歴史的に地域に根付いた手工業による産品、いわゆる伝統的工芸品の認定を始めたのは、今から43年前の1975(昭和50)年のこと。その数は昨年11月末で、230品目にも及ぶ。 伝統的工芸品として認められるには、100年…
夕方になると、佐川急便の兄ちゃんが顔を出す。店が営業している日は必ず、発送する荷物のあるなしに関わらず、御用聞きに廻ってくる。一年365日、物流の仕事に休みは無い。お盆であろうと、年末年始であろうと、関係なく働いている方…
バイク呉服屋は、仕事用ズボンの「持ち」がすこぶる悪い。半年ほど使い続けていると、生地が痛んで薄くなり、ひどい時には穴が開く。薄い夏用などは、ひとシーズンで駄目にしてしまい、ほぼ使い捨てとなる。そして不具合が起こる箇所は、…
「判官びいき」とは、弱者が大きな力を持つ者と対峙する時、人々が同情して肩を持ち、応援することを言う。スポーツでは、観客の行動としてたまに見られる光景だが、特に高校野球では、球場が一体となって、一方のチームを後押しすること…
お盆の前日、父と家内とを連れ立って墓参りを済ませた。我が家の墓は、甲府市北部・武田神社にほど近い市営霊園の中にあるが、家からは車で10分ほどの近さである。菩提寺は、祖父の出身地・身延町にあるが、甲府からだと一時間以上はか…
ここのところ連日のように、40℃を越える地域がある。とりわけ名古屋や岐阜など、東海地方一帯は酷い暑さが続く。おかげで、これまで「暑い街」として知られている熊谷や館林、そして甲府も、その日の最高気温を記録することが少なくな…
キモノや帯の構造は、極めて単純に出来ている。裁ちはすべて直線であり、それぞれの布パーツの組み合わせも、大変判りやすい。そして生地を分割する時は、反物の巾を縮めることなく、そのまま生かす形になっている。 キモノの胴にあたる…
結婚式といえば、気候の良い春と秋に集中していたものだが、どうやら事情が変わってきたようだ。以前ならば、暑い7、8月に披露宴を行うことは、出席者の負担などを考えると避けた方が無難とされ、よほどのことがない限り、稀であった。…