バイク呉服屋の忙しい日々

最近の投稿

今年はすでに、九州から東海にかけて梅雨に入っている。平年に比べると、三週間も早い。関東甲信地方も、このところ雨の日が続いて、「梅雨の走り」を思わせる。二十四節気の「小満(しょうまん)」にあたる今は、陽光に満ちて、万物が成…

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現在東京では、三回目の緊急事態が宣言されている。一応、今月末までの予定だが、解除されるか否かは不透明な情勢。東京以外に、大阪や福岡、京都、北海道など9道府県で発令されているが、やはり感染は、人口が密集している都市に集中し…

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言うまでもなく「おはしょり」とは、長く誂えてあるキモノ丈を調整するために、帯の下端で折り返す生地のことであり、通常の長さは2寸(7cm)程度。この施しを、女性の着姿では欠かすことが出来ない。 おはしょりを語源とする動詞に…

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3月末、アメリカ政府は人権報告書の中で、中国政府によるウイグル族の迫害を、国際法上の犯罪・ジェノサイド(集団虐殺行為)と認定した。100万人以上のウイグル人を収容して、強制労働や不妊手術を強要し、信仰するイスラム教を徹底…

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どのくらい信憑性があるのかは不明だが、先日イギリスのスポーツ医学誌の研究結果として、一週間に二時間半以上の運動を継続することで、コロナ感染の重症化のリスクが大幅に下がると報道されていた。 話によれば、感染者5万人を運動不…

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工業製品とは、製造設備や体制を増やすことで、生産量を簡単にコントロール出来て、同じモノを容易に再生産出来る製品のこと。工芸製品とは、手仕事の作業で作るために、熟練した腕を持つ職人を増やさない限り生産数は増えず、同じモノの…

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人は何物にも捉われず、無為自然の中で生きることが本義と説いた老子と荘子。いわゆる老荘思想だが、少し政治的な側面を持つ老子に対し、荘子は徹底的に世俗から離れ、縛るものを拒む「自由な境地」を求め続けた。荘子は、エピソードや寓…

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考えてみれば、多くの人がマスクを求めて右往左往していたのは、昨年の今頃だった。入荷を待って、朝早くからドラッグストアの前には、長蛇の列が出来ていたことを思い出す。ネットでは、品不足を良いことに、とんでもない価格で売りに出…

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全国各地で、例年より一週間ほど早く咲き始めた桜。東京では今がまさに満開で、本来ならこの週末は、絶好の花見日和になるはずだった。けれども、今だに収束しないコロナ感染は、そんな人々のささやかな春の愉しみをも奪ってしまった。 …

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「和の装いとして、最も贅沢なことは」と問われれば、それは、職人が手を尽くした高価な品物をまとうことではなく、着用する場面ごとに、品物を沢山用意することでもない。それぞれの季節に相応しい姿を、キモノや帯、そして小物も含めた…

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このブログに掲載されている品物は、全て、現在当店が扱っているものか、以前当店で扱ったものです。

松木 茂」プロフィール

呉服屋の仕事は時代に逆行している仕事だと思う。
利便性や効率や利潤優先を考えていたら本質を見失うことが多すぎるからだ。
手間をかけて作った品物をおすすめして、世代を越えて長く使って頂く。一点の品に20年も30年も関って、その都度手を入れて直して行く。これが基本なのだろう。
一人のお客様、一つの品物にゆっくり向き合いあわてず、丁寧に、時間をかけての「スローワーク」そんな毎日を少しずつ書いていこうと思っています。

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