バイク呉服屋の忙しい日々

今日の仕事から

昨日、中央高速が開通し、今朝からJRも復旧、東京方面へのアクセスが可能となり、甲府もようやく「陸の孤島」から抜け出しつつあるようだ。 だが、山間部の除雪が進まず、孤立している集落が多く残る。自衛隊が応援部隊を増強し、道路…

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「寸法直し」の仕事でもっとも多いのが、「裄直し」と「袖丈直し」である。母や祖母のキモノを直して使おうとする場合、まず問題になるのが「裄」だ。 「袖付け」部分を解いて、余り生地の縫いこみがあるかどうか確認しても、使おうとし…

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昔、呉服屋の丁稚が最初に覚えること、といえばまず「荷物」の解き方と作り方だった。問屋や職人のところから送られてくる荷物は、独特な紐の掛け方がしてある。今は、簡単な「ベルト」のようなものが使われ、それを外したり、鋏で切って…

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暦の上では、明日が成人の日。甲府市をはじめ近隣の自治体では、今日式典が催されている。地方都市では、東京を始め他県に出ている新成人にも、帰ってきて参列しやすいように、連休の一日目に式が設定されている。 着付けをサービスに付…

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問屋の初市というのは、毎年、正月明けの週明けに開かれる。年の初めなので、挨拶がてらに出かけてゆくことが多い。 仕入れをする目的がなくても、「ご祝儀」の意味もあり、品物を買い入れる。問屋の方でも、「お年玉」価格などと名を打…

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仕事においては、どんな人にも「新人=駆け出し」の時代がある。大概は、すべてが「初めて」のことばかりで、戸惑ってばかりである。 今は以前より、仕事の上で「困る」ことは少なくなってきたが、それでも迷うことや不安になることは多…

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一枚のキモノを長く生かす方法として、「染め替え」がある。若い頃気に入って使っていたものが、年齢とともに派手になっていくのはやむを得ない。柄行きをそのまま生かしながら地色を変えて行く技術は、「キモノだからこそ出来る智恵」で…

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インドネシアには二つの伝統的染織技術がある。「染」は「バティック(ジャワ更紗)」で「織」は「イカット」。「イカット」については、その経絣の裂地が「広東錦」に経由され、日本の絣のルーツの一つになっていることを書いた(「聖徳…

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ここ何日か、七五三祝いの後の手入れをした品の納品が続いた。子どものキモノだけでなく、母親が使った品物も一緒に手を入れる。母親が着るアイテムは、「色紋付」か「付下げ・訪問着」である。 納品の際、ほとんどのお客様は、「今度い…

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今日から、師走。ブログの公開を始めて半年以上が過ぎました。のべ4700人もの方にご覧いただき、大変感謝しております。(うちの「訪問カウンター」は、同じ方が一日に何度訪問されても、重複して数えることはなく、あくまで、一人な…

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日付から

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  • 本日の訪問者数:270
  • 昨日の訪問者数:330

このブログに掲載されている品物は、全て、現在当店が扱っているものか、以前当店で扱ったものです。

松木 茂」プロフィール

呉服屋の仕事は時代に逆行している仕事だと思う。
利便性や効率や利潤優先を考えていたら本質を見失うことが多すぎるからだ。
手間をかけて作った品物をおすすめして、世代を越えて長く使って頂く。一点の品に20年も30年も関って、その都度手を入れて直して行く。これが基本なのだろう。
一人のお客様、一つの品物にゆっくり向き合いあわてず、丁寧に、時間をかけての「スローワーク」そんな毎日を少しずつ書いていこうと思っています。

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