バイク呉服屋の忙しい日々

今日の仕事から

今朝から、手袋を使い始めた。毎年「立冬」の頃から、素手でバイクに乗ることが辛くなる。 人間の「体感温度」は、風が1m吹くと1℃下がると言われ、バイクだと時速が10k上がるごとに1℃下がるらしい。今日の甲府の朝の気温は、1…

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呉服屋以外で、今でも「風呂敷」を仕事の道具として使っている人といえば、「検察官」であろう。風呂敷に包まれた書類を、法廷の机の上で広げている姿などは、日常的に見受けられている。 検察官が風呂敷を使う理由は、沢山の裁判資料を…

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昨今では、「キモノ」というものが、「着ているだけ」で目立つ存在になってしまったようだ。世間的には、「手の届かない高価なモノ」とか、「居ずまいを正した、堅苦しいモノ」という評価がある一方、フォーマルの席では、「どんなブラン…

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2,3日前、ある映画製作会社の小道具担当の方から、メールで質問を頂いた。 その内容は、戦前(昭和19年頃の設定らしい)、呉服屋が顧客のところへ反物を持って商売に行くとき、どのような「道具」で反物を包んで運んだかということ…

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土曜日から、急激にブログへの訪問者が増えた。このところ、150人前後で推移していたのだが、200人を超えている。 理由は、「御嶽山の噴火」である。調べてみると、「昭和レトロトリップ」の稿「消えた仙人境・王滝 濁川温泉」の…

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先日、このブログでご紹介した、フランス人の「マリー」さんから、お礼のメールが届いた。私は、単なる「小売店主」であり、「研究者」ではないので、確固とした答えにはなっていないと思うのだが、それでも「少し」は役に立てたようであ…

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今朝、庭の隅に蝉の亡骸を見つけた。夏の盛りと違い、随分鳴く声にも力がなくなったと感じられる。今日で8月も終わり、毎年この時期に聞こえてくる「蝉の声」は、いつも夏を惜しむかのように聞こえる。 一重なる 蝉の羽衣 夏はなほ …

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「火事と喧嘩は江戸の華」という言葉は、よくご存知だろう。「華」という例えが適切かどうかは疑問だが、江戸市中において、大火災がかなり絶え間なく起こっていたという証でもある。 江戸の三大大火は、1657(明暦3)年1月の「明…

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ひと月ほど前、突然パリから質問メールが届いた。ブログを書くということは、世界に情報を発信しているということ。当たり前のことだが、改めてこのことを実感して驚く。 名前は「マリーさん」らしい。フランス語で書くと、「mayis…

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呉服屋になって約30年になるが、今までに一度も「売ったことのないアイテム」がある。それは、「絽の振袖」と「絽の色留袖」だ。どちらも7,8月に限定される、「夏の第一礼装」として使われる品物。 「売る機会がない」ということは…

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日付から

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このブログに掲載されている品物は、全て、現在当店が扱っているものか、以前当店で扱ったものです。

松木 茂」プロフィール

呉服屋の仕事は時代に逆行している仕事だと思う。
利便性や効率や利潤優先を考えていたら本質を見失うことが多すぎるからだ。
手間をかけて作った品物をおすすめして、世代を越えて長く使って頂く。一点の品に20年も30年も関って、その都度手を入れて直して行く。これが基本なのだろう。
一人のお客様、一つの品物にゆっくり向き合いあわてず、丁寧に、時間をかけての「スローワーク」そんな毎日を少しずつ書いていこうと思っています。

ご感想・ご要望はこちらから e-mail : matsuki-gofuku@mx6.nns.ne.jp

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