10月から、国民一人一人に背番号が付く。マイナンバー制度のことである。年金や保険、税の納入や受給などが、効率的で公平に運用出来るようになると、政府は述べているが、果たして利点だけで問題はないのだろうか。 とどのつまりは、…
行く夏に なごる暑さは夕焼けを 吸って燃え立つ葉鶏頭 秋風の心細さは コスモス 70年代中頃に作られた荒井由実の楽曲・「晩夏(ひとりの季節)」の冒頭のフレーズ。夏の終わりになると、必ず聞きたくなる小佳曲。お盆休みが終わり…
「色は思案の外(いろはしあんのほか)」ということわざがある。 色というのは、恋愛沙汰という意味の代名詞としてよく使われるが、この言葉は、人間というのは、こと色事(恋愛事)になると、冷静さや理性を失い、常識が通用しなくなる…
大雨を降らせた台風の通過とともに、梅雨が明けた。例年、夏休みが始まる20日前後に合わすかのように、灼熱の季節が訪れる。 今日は海の日・祝日。1996(平成8)年より制定されたこの日は、海洋国家・日本に住むわが国民が、海に…
不快指数とは、「蒸し暑さ」の度合いを、温度と湿度から割り出したものだ。気温が高くても、湿度が低ければ、指数の値は低いが、反対に余り暑くなくても湿気が多く混じると、人は不快と感じ、指数も上がる。 湿度は、空気中の水蒸気の割…
我が家には、小さな庭がある。梅雨時の今頃から盛夏にかけて、雨が降るたびに雑草が蔓延る。休みの度に始末するが、次の休みには、元に戻っている。仕事の都合で半月ほど間が開けば、大変な状態になる。だから、夏の間は、草取りばかりし…
浴衣や、薄モノにあしらわれている夏の和花を考えてみよう。すぐに思い浮かぶのは、秋の七草。萩・尾花(ススキ)・葛・撫子・女郎花(おみなえし)・藤袴・朝顔。他には、鉄線や百合、つゆ芝、杜若(かきつばた)などがあるが、考えてみ…
6月は水無月(みなつき)。そろそろ梅雨に入ろうとする今の季節が、水無し月とは、これ如何にと思われるが、これは陰暦時代に付けられたものなので、今とは季節の感覚が違う。 今年の陰暦6月1日は7月16日に当たる。例年この頃は、…
「青は藍より出でて藍より青し」。弟子が師の知識や技術を越えて、抜きん出ること、「出藍の誉れ」のたとえである。人は努力することにより、持って生まれた自分の資質を越えることが出来るということになろうか。 説いたのは、中国・春…
風薫る五月の東京の祭りといえば、神田祭。二年に一度執り行われる江戸っ子の祭りが先週から始まっている。メインイベントである神幸祭と御輿宮入があった先週の週末には、300万人もの人で神田・日本橋・秋葉原界隈は賑わったようだ。…