バイク呉服屋の忙しい日々

にっぽんの色と文様

「秋分」の頃は、昼と夜の時間がほぼ同じになる。日の出は朝5時半頃、日の入りは夕方5時半頃。次の二十四節気「寒露」にあたる来月8日頃まで、この昼夜ほぼ同時間が続く。 「寒露(かんろ)」の頃は、「雁」などの冬鳥が渡り、菊が咲…

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山梨は、「フルーツ王国」と言われている。盛夏の「桃・スモモ」が終わり、今からひと月ほどが「葡萄」の最盛期となる。 「花子とアン」のオープニング映像でもわかるように、葡萄は「山の傾斜地」を使って栽培することが出来る。東京か…

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「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」 須佐之男命(スサノオノミコト)が詠んだこの三十一文字(みそひともじ)が、「和歌の原型」とされている。 悪行の果てに高天原を追放されたスサノオが、天から降り立っ…

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昨年9月、国から「厚生労働白書」が出された。その中に、「若者の意識を探る」という項目があり、結婚観や労働観、いきがいなどについて、18歳から39歳までの男女の意識調査がされている。 どのように調べたのか(聞き取り調査をし…

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今日から6月。日本の旧暦では水無月(みなづき)で、田に水が無くなる(或いは田に水を必要とする)季節と由来されている。この呼称は旧暦に基づくものなので、新暦の6月の気候とは約ひと月のズレがある。今年の旧暦6月1日は、6月2…

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我々の学生時代、「ペアルック」のカップルを見かけることがよくあった。「私たち付き合っています」ということを、外部にアピールしたい気持ちはわかるが、そんな姿を目にした周囲の者は、今の言葉でいえば、「ちょっと引く」ような、感…

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桜の花 散り散りにしも わかれ行く 遠きひとりと 君もなりなむ (釈迢空・折口信夫) 桜の季節になると思い出す歌がある。「桜の花がはらはらと散りゆくように、君は別れて、遠い人になってしまうのだろうか。」 まさに、「惜別」…

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3月に入り、高校や大学入試も大詰め、各地で悲喜こもごもの合格発表の光景が見受けられる。15の春、18の春の結果次第で、人生が変わっていく。それぞれの「分岐点」になる「春」である。 「困った時の神頼み」というのは、「宗教心…

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久しぶりに大雪が降った。40センチを越える雪の始末となればやはり大変だ。先週は水、木と東京のお客様のお宅へ伺ったり、取引先や職人さん廻りをしていて、ブログの更新が出来なかった。 そこに、「ドカ雪」である。本来は昨日書く予…

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当店の特徴は、「扱う品物」と「それを扱う人」の落差が大変大きいという点である。 これまで、このブログで取り上げたような品物を扱っている「店の主人」は、それなりの品格と格式を持ち、「専門店」としての気構えのようなものがある…

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このブログに掲載されている品物は、全て、現在当店が扱っているものか、以前当店で扱ったものです。

松木 茂」プロフィール

呉服屋の仕事は時代に逆行している仕事だと思う。
利便性や効率や利潤優先を考えていたら本質を見失うことが多すぎるからだ。
手間をかけて作った品物をおすすめして、世代を越えて長く使って頂く。一点の品に20年も30年も関って、その都度手を入れて直して行く。これが基本なのだろう。
一人のお客様、一つの品物にゆっくり向き合いあわてず、丁寧に、時間をかけての「スローワーク」そんな毎日を少しずつ書いていこうと思っています。

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