秋分を過ぎたというのに、日中の気温はまだ30℃近い。年々「秋」を感じる時期が先送りされていくように思える。 今夏の甲府盆地の暑さは、例年にも増して過酷なものだっただけに、このところの朝夕の涼しさを、なにより待ち遠しく思っ…
昨日の夕方18時頃より、本日の18時まで、サーバーの不具合により、このブログページの閲覧が出来なくなっていました。ここにアクセスされた方々には大変ご迷惑をおかけしました。ようやく復旧しましたので、記事の更新を致します。 …
バイクで仕事をする私は、割りと「季節の変化」には敏感だ。それは、乗っている時に受ける、「風や日差し」の微妙な違いを感じるからだろう。 日中の盆地の気温はまだ32,3度あるが、受ける日差しは盛夏に比べれば、「柔らかい」。も…
暦の上で、今日は「処暑」。本来ならば、「夏を閉じる」ことになっているのだが、とてもそんな気配ではない。 キモノの柄行きと季節は密接な関係にある。その時々の「旬」を身に装うことが、民族衣装としての「和装」の特徴でもあり、美…
私が訪ねたことのない県はただ一つ。ここは呉服屋として、必ず行かなくてはいけない場所なので、そういう意味では、業界人として失格である。 私の祖先には「坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)や松浦武四郎(まつうらたけしろう)…
「簡潔」に語るということが昔から苦手だった。文章を書き始めると「とりとめもなく長くなってしまう」のが悪い癖である。 昨夜東京で、数年ぶりに北海道にいた頃の友人たちと会って、旧交を温めたが、その席で、30年来の女性の友人か…
「雨上がり」に外へ出てみると、からりと晴れた空に心地よい風が吹きぬけ、夏のにおいを感じることがある。疾走するバイクから見えるのは、「富士山」「八ヶ岳」「茅ヶ岳」や「南アルプス」の山々。「盆地」であることの有り難さを実感す…
夏の水辺はもっともわかりやすく涼感を表すことが出来る。水の流れは文様の中でも、変化のつけやすいものの一つである。 ある時は渦を巻き、ある時は逆波をたて荒々しく、時には穏やかな表情を見せ、と枚挙にいとまがない。また季節や気…
例年より早く、梅雨入り宣言をしたのに雨が降らない。ここ何年か「空梅雨」のような感じで、降るときは「ゲリラ豪雨」のように一挙に集中して降る。甲府はもともと盆地で夏はかなり過ごしにくい土地である。 「真夏でもバイク」の私は例…
日本の「伝統色」と呼ばれる「和名の色の名前」は、それぞれの時代に使われた植物染料の名前や染め方、その色が使われた道具など色の由来は様々で実に興味深いものがある。 呉服屋が「染織品」を扱うのであれば、「伝統色」についての知…