バイク呉服屋の忙しい日々

最近の投稿

駅の改札口の近くに、「伝言板」というものが、置かれていたのをご存知だろうか。この記憶があるのは、おそらく40代以上の方だろう。 「待ち合わせ」をしていたのだが、何らかの不都合があり、「相手を待つことが出来なくなった時」の…

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「キモノというものは、本当に怖いものですね。」以前、ある「ホテルマン」から、しみじみ言われた言葉である。なぜ彼が、「キモノは怖い」と思うようになったのか。それには訳がある。少しお話してみよう。 勤めているホテルでの出来事…

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山梨は、「フルーツ王国」と言われている。盛夏の「桃・スモモ」が終わり、今からひと月ほどが「葡萄」の最盛期となる。 「花子とアン」のオープニング映像でもわかるように、葡萄は「山の傾斜地」を使って栽培することが出来る。東京か…

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「老眼鏡」を使うようになってもう5,6年になる。50歳になる少し前から、新聞や本の文字が見えにくくなり、事務処理はもちろんのこと、呉服屋には欠かすことの出来ない「針に糸を通す」ということが、裸眼では難しくなった。 若い頃…

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先日、このブログでご紹介した、フランス人の「マリー」さんから、お礼のメールが届いた。私は、単なる「小売店主」であり、「研究者」ではないので、確固とした答えにはなっていないと思うのだが、それでも「少し」は役に立てたようであ…

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今朝、庭の隅に蝉の亡骸を見つけた。夏の盛りと違い、随分鳴く声にも力がなくなったと感じられる。今日で8月も終わり、毎年この時期に聞こえてくる「蝉の声」は、いつも夏を惜しむかのように聞こえる。 一重なる 蝉の羽衣 夏はなほ …

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「火事と喧嘩は江戸の華」という言葉は、よくご存知だろう。「華」という例えが適切かどうかは疑問だが、江戸市中において、大火災がかなり絶え間なく起こっていたという証でもある。 江戸の三大大火は、1657(明暦3)年1月の「明…

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ひと月ほど前、突然パリから質問メールが届いた。ブログを書くということは、世界に情報を発信しているということ。当たり前のことだが、改めてこのことを実感して驚く。 名前は「マリーさん」らしい。フランス語で書くと、「mayis…

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お盆休みも終わりに近づき、高速の渋滞にうんざりされている方も多いだろう。中央道、関越道、東北道など30k以上車が連なり、トイレ休憩すらままならない。また、空の便、新幹線とも、今日の乗車率は100%以上だ。 「行きはよいよ…

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「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」 須佐之男命(スサノオノミコト)が詠んだこの三十一文字(みそひともじ)が、「和歌の原型」とされている。 悪行の果てに高天原を追放されたスサノオが、天から降り立っ…

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このブログに掲載されている品物は、全て、現在当店が扱っているものか、以前当店で扱ったものです。

松木 茂」プロフィール

呉服屋の仕事は時代に逆行している仕事だと思う。
利便性や効率や利潤優先を考えていたら本質を見失うことが多すぎるからだ。
手間をかけて作った品物をおすすめして、世代を越えて長く使って頂く。一点の品に20年も30年も関って、その都度手を入れて直して行く。これが基本なのだろう。
一人のお客様、一つの品物にゆっくり向き合いあわてず、丁寧に、時間をかけての「スローワーク」そんな毎日を少しずつ書いていこうと思っています。

ご感想・ご要望はこちらから e-mail : matsuki-gofuku@mx6.nns.ne.jp

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