バイク呉服屋の忙しい日々

最近の投稿

和装における特徴的なオシャレとは、何か。それはやはり、着姿から見えないところや目立たない場所に、華麗な色や意匠を凝らすことだろう。何かの拍子で、キモノの裾が返った時に見える八掛の色、袖の振りから僅かに覗く襦袢の模様、そし…

続きを読む

加賀友禅の品質管理や技術保存、そして作家の落款登録を担っているのが、加賀染振興協会である。発足は1953(昭和28)年と古いが、協同組合に改組されたのは20年後。これは1975(昭和50)年に、伝統工芸品として認定される…

続きを読む

5月の京都を彩るイベントと言えば、何と言っても葵祭だろう。7月の八坂神社祭礼・祇園祭や10月の平安神宮祭礼・時代祭と並び、京都三大祭りの一つに数えられている。これは、京都最古の神社であり、皇室鎮護の社として現在まで存立す…

続きを読む

「験を担ぐ」とは、縁起を気にして一定の行動を繰り返すことを言うのだが、以前良い結果が出た時のある行いを、吉祥の前兆と考えるからこそ続くこと。この験なる行動は、担いでいる本人だけが拘っていることで、傍から見れば、それほど意…

続きを読む

今年の立夏は、5月5日のこどもの日。毎年この日は、特に晴れる確率の高い「特異日」に当たっているが、今年もその例に洩れず全国的に好天に恵まれ、どこの観光地も賑わいをみせていた。東京の最高気温28℃、甲府は29.5℃と真夏日…

続きを読む

皆様の家の家計は、どなたが管理されておられるだろうか。ある調査によれば、妻が管理している家庭は50%近くで、夫の管理が20%ほど。残りが別々の管理と共同管理である。共稼世帯が1200万、専業主婦世帯が600万と、すでに全…

続きを読む

呉服屋の品物は、様々な経緯を辿って、店先や棚に並んでいる。当然のことだが、商いをする時には、反物や帯をお客様の前で広げて、その地色や柄行きを見て頂くことになる。けれども見る側にとって、品物の内容を見ても、これが新しい品物…

続きを読む

先日、長くお付き合いを頂いている大学の先生から、「最近の大学は、すっかり就職予備校と化してしまった」と嘆く声を聞いた。本来大学の意義は、自分が専攻する学問を探求することにより、新たな知見や知識を得ることだけでなく、様々な…

続きを読む

単純に貴族とは、特権的な地位や称号を持つ「選ばれし人々」のことを指す。日本でも、戦前まではこうした身分を持つ・華族が存在していたが、この人々は、一般人とは明確に区別された身分・階層にあって、その優位性は世襲により継続され…

続きを読む

先週の金曜日・29日に、桜がようやく開花した。甲府では昨年より12日、東京では15日遅い。去年の満開日が3月22日だったことを考えると、今年の遅さが際立つ。ここまで遅れたのは、2012(平成24)年以来のことだが、これは…

続きを読む

日付から

  • 総訪問者数:1874247
  • 本日の訪問者数:48
  • 昨日の訪問者数:261

このブログに掲載されている品物は、全て、現在当店が扱っているものか、以前当店で扱ったものです。

松木 茂」プロフィール

呉服屋の仕事は時代に逆行している仕事だと思う。
利便性や効率や利潤優先を考えていたら本質を見失うことが多すぎるからだ。
手間をかけて作った品物をおすすめして、世代を越えて長く使って頂く。一点の品に20年も30年も関って、その都度手を入れて直して行く。これが基本なのだろう。
一人のお客様、一つの品物にゆっくり向き合いあわてず、丁寧に、時間をかけての「スローワーク」そんな毎日を少しずつ書いていこうと思っています。

ご感想・ご要望はこちらから e-mail : matsuki-gofuku@mx6.nns.ne.jp

©2024 松木呉服店 819529.com