バイク呉服屋の忙しい日々

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早いもので、このコラムブログもこの5月で、8年目を迎えます。53歳から書き始めた私は、今年で還暦。この7年の間、呉服屋としての自分の仕事に大きな変化はほとんどなく、淡々と時間が過ぎてきたような気がします。 地方の小さな呉…

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突然だが、皆様には「自分の心の中に秘めている思い出の人」は、おられるだろうか。無論、今の配偶者や恋人以外で、である。 では、その懐かしい人を思い出すのは、どんな時だろうか。おそらく、普段の生活の中で、リアルにその人のこと…

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またとない10連休も、もう後半戦。皆様はどのように過ごされているのだろうか。残り少なくなった休日を数えながら、仕事が始まることへの憂鬱を、感じ始めておられる方も多いだろう。 様々な調査を見ると、そもそもこの連休中に旅行、…

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平成も、残すところあと二日。10日間という、これまでにない長い連休の間に、時代は変わり目を迎える。そんな中で、一般の人々は、改元よりもむしろ、与えられた休暇をどのように過ごすかということに、目が向いているようにも思える。…

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店を開けている間には、様々な電話が掛かってくるが、商品の営業や勧誘の電話ほど迷惑なものはない。相手は決まって、「お忙しいところ、恐れ入りますが」と話し出す。忙しいとわかっているのなら、掛けて来ないで欲しいが、先方もそれが…

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当たり前のことだが、呉服屋が扱う品物のほとんどは、お客様の寸法通りに誂えなければ、納品することは出来ない。今の時代、反物だけを買って、自分で仕立てをするという方は皆無なので、着用出来る形に仕上げるまでが、呉服屋の仕事とな…

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旧暦では、その年を甲(きのえ)から癸(みずのと)までの十干と、子(ネズミ)から亥(イノシシ)までの十二支を、組み合わせて表す。近頃は、干支=十二支であるかのように認識され、十干はほとんど注目されていないが、本来この二つを…

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四月一日、次の新しい元号が「令和(れいわ)」と決まった。645年、孝徳天皇の下で始まった大化から数えると、これが248回目の改元である。 これまでの元号名は、中国の書物(漢籍)を典拠としてきたが、令和は初めて日本の書物(…

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不思議なもので、毎年お彼岸を過ぎると、急に暖かくなる。私のように、毎日バイクに乗っていると、微妙な季節の変化を肌で感じ取れる。今年は、走っていて、思わず固まってしまうほどの寒い日は少なく、体も楽だった。その証拠に、いつも…

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残念なことに、私には跡継ぎがいない。けれども、もし誰か呉服屋を志す者がいるとすれば、何から教えるべきか。それはおそらく、品物の売り方や仕入れ方ではなく、直し方からかと思う。 駆け出しの者が最初に覚えることと言えば、まずは…

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このブログに掲載されている品物は、全て、現在当店が扱っているものか、以前当店で扱ったものです。

松木 茂」プロフィール

呉服屋の仕事は時代に逆行している仕事だと思う。
利便性や効率や利潤優先を考えていたら本質を見失うことが多すぎるからだ。
手間をかけて作った品物をおすすめして、世代を越えて長く使って頂く。一点の品に20年も30年も関って、その都度手を入れて直して行く。これが基本なのだろう。
一人のお客様、一つの品物にゆっくり向き合いあわてず、丁寧に、時間をかけての「スローワーク」そんな毎日を少しずつ書いていこうと思っています。

ご感想・ご要望はこちらから e-mail : matsuki-gofuku@mx6.nns.ne.jp

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