バイク呉服屋の忙しい日々

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このブログの一番下には、私が心掛けている「自分の商いのスタンス」が書いてある。だがそれは、別に大仰なことではなく、「お客様に良質な品物を求めて頂き、長く使って頂けるように努力する」という、呉服屋としては極めて単純で、普通…

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例えば、直線を同じ長さで10本、何も使わずに紙に書くとしよう。フリーハンドでは、まっすぐにスジを描けるはずもなく、線の形状は一つとして同じにはならない。これは、どんなに優れた設計士や美術家が描いたとしても、同様である。 …

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バックパッカーだったバイク呉服屋は、若い頃、何度か危ない目に会っている。誰も訪ねない山野や海岸べりばかりか、時には無人島にまで足を踏み入れていたので、不測の事態に遭遇するのも、当然と言えば当然である。 獣の影に怯えたり、…

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バイク呉服屋は、このところ戸惑っている。何に対してかと言えば、このブログ読者を始めとして、様々な方から頂戴する疑問や相談事の内容に関してである。 多くの消費者は和装に馴染みが無く、判らないことばかりなのは、当然理解出来る…

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どうも最近のTVコマーシャルは、どれもインパクトに乏しく、印象に残らない。そもそも、若い人達は、生活の中心にネットがあり、テレビを視聴する機会は、少ない。そして、我々のような中高年世代でさえ、テレビ離れが進んでいる。 娯…

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バイク呉服屋は、まだまだ知識が浅いので、このブログを書くにあたっては、様々な資料を参考にしている。今は、ネットで検索すれば、ある程度の情報を得ることが出来る。例えば、ネットの百科事典とも言うべき「Wikipedia(ウィ…

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名前は、一生その人について廻るものだけに、命名する時には、あれやこれやと悩む。昨今は、出生前に性別を知ることが出来るので、男女どちらかに絞って名前を考えれば良いのだが、それでも難しい。役所へ出生届を出す期限は、二週間と決…

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私の父も、家内の父も、1930(昭和5)年の12月生まれ。昨年の暮れで、目出度く88歳の米寿を迎えた。二人とも、まだかくしゃくとしていて、何でも一人で出来る。無論、頭も衰えておらず、至って普通に生活している。我々子どもに…

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皆様は、よくご存知のことと思うが、キモノは多くの場合、アイテムごとに使う場面が定まっている。黒留袖(江戸褄)は、婚礼に使い、着用する人は新郎新婦の母や、近しい親族、そして仲人。これに準ずる品物が色留袖で、婚礼の場や格式を…

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ひと昔前までは、振袖の帯結びと言えば、福良雀か文庫、あるいは立矢の三つに限られていたのだが、最近では背中一杯に花が咲いたように見せる結び方や、蝶が羽を広げた姿を演出するもの、巾着のように見せかけるものなど、基本の結び形を…

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このブログに掲載されている品物は、全て、現在当店が扱っているものか、以前当店で扱ったものです。

松木 茂」プロフィール

呉服屋の仕事は時代に逆行している仕事だと思う。
利便性や効率や利潤優先を考えていたら本質を見失うことが多すぎるからだ。
手間をかけて作った品物をおすすめして、世代を越えて長く使って頂く。一点の品に20年も30年も関って、その都度手を入れて直して行く。これが基本なのだろう。
一人のお客様、一つの品物にゆっくり向き合いあわてず、丁寧に、時間をかけての「スローワーク」そんな毎日を少しずつ書いていこうと思っています。

ご感想・ご要望はこちらから e-mail : matsuki-gofuku@mx6.nns.ne.jp

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