バイク呉服屋の忙しい日々

2019年11月の記事

呉服屋が扱った品物は、たとえその店が閉じてしまったとしても、お客様の箪笥の中では生き続けている。そして、キモノや帯を取り出さなくても、店名入りのたとう紙を見るだけで、その店のことを思い出すこともあるだろう。 フォーマルな…

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どんな仕事でも同じだが、経験を積むことは何より大切であろう。新人の頃、全く見えていなかったことでも、年を経るごとに理解が深まり、それはやがて、道を究めたオーソリティとして地位を築くことに繋がる。やはり、失敗も成功も知り尽…

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このところ、すっかり日が短くなった。3時半を過ぎると、もう太陽が西へ傾き出すので、仕事をしていても、何となく急き立てられている気分になる。冬至まではあと40日もあるので、まだまだ日暮れは早くなる。 けれども、短い日を惜し…

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呉服屋として長い間品物を見ていると、地色や挿し色に表現される微妙な色合い、図案のバランス、そして構図の取り方などが理解出来てきて、自然と「モノの見方」が磨かれてくる。 品物にとって「作り方」も重要だが、いくら手を尽くした…

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今年の秋は、忙しい。もしかすると、ここ数年で一番かもしれない。毎年秋には、一週間ほど休みを取って、北海道を歩くことにしているが、今年はまだ実現していない。 こう書くと、バイク呉服屋は、次から次へと品物を捌いて、儲かってい…

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日付から

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  • 本日の訪問者数:237
  • 昨日の訪問者数:368

このブログに掲載されている品物は、全て、現在当店が扱っているものか、以前当店で扱ったものです。

松木 茂」プロフィール

呉服屋の仕事は時代に逆行している仕事だと思う。
利便性や効率や利潤優先を考えていたら本質を見失うことが多すぎるからだ。
手間をかけて作った品物をおすすめして、世代を越えて長く使って頂く。一点の品に20年も30年も関って、その都度手を入れて直して行く。これが基本なのだろう。
一人のお客様、一つの品物にゆっくり向き合いあわてず、丁寧に、時間をかけての「スローワーク」そんな毎日を少しずつ書いていこうと思っています。

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