先週の金曜以来、4日ぶりに仕事場(店)に来ました。来たというより、たどり着いたというべきかも知れません。土曜日にブログの更新を予定していて、書く「ネタ」も準備していたのですが、三日間は大量の「雪の始末」に追われてしまいました。
14日の朝から降り始めた雪は、翌15日の朝まで、丸一日で1m14cmに達し、完全に「K点越え」状態になりました。うちの庭には、私の背丈以上の雪が積み上がっています。今朝は、氷点下5℃まで気温が下がったため、雪が凍りつき、路面は「ガリガリくん」状態で、車はもとより歩くのもままなりません。もちろん「バイク」での走行は、当分不能です。
JRも14日から止まったままで、三日以上缶詰になっている乗客が900人ほどいるようです。高速も今日には復旧する予定とのことですが、各サービスエリアには立ち往生している車がかなりあるとのこと。
甲府は周りを山に囲まれている盆地なので、他県に行くには必ず「峠」を越えなければなりません。中央高速の他、国道も通行できないため、盆地の外へ出られない状態です。東京・長野・静岡へ向かう道がことごとく通れません。
そのため、物流の動きか完全に止まり、物資が入ってきません。新聞、郵便、宅配便も三日間来ていません。スーパーも開店出来ないところが多く、開いていても、生鮮品やパンなどが品薄であり、市民生活に影響がかなり出ています。
甲府はそれでもまだましな方で、山間部の集落には完全に孤立しているところもあります。もとより「限界集落」が多く、「雪」を始末しようにも年配者にはままなりません。山梨というところは、普段「雪」が沢山積もるという土地ではなく、このような大量の降雪には慣れていないため、準備が出来ていません。そのことが、「除雪の遅れ」に繋がっていると思われます。
こんな不便さはありますが、東北の被災地の方々のことを考えれば、この程度のことは何ということはないと思います。しばらく我慢すれば済むことですから。
という訳で、今日もこの後、「買出し」をしながら帰ります。「買い物」はスーパーでなく、「地域の小売店」の方が品物があります。小さな「肉屋」や「八百屋」、「パン屋」の存在は大変貴重なもので、こんな時本当に助かります。「スーパー」は他県からの物流が止まれば、それでどうにもなりません。地元の農家が直売しているようなところや、ある程度品物を自分の店で保管しているような肉屋には、モノがあります。
「仕入れの効率」だけを考え、品物を手元に持たない大型店がいかに「脆弱」なものか、改めて感じさせてくれることだと言えましょう。
今週中には、ブログ更新する予定ですが、19、20日とまた雪の予報が出ているのでそれ次第ということになります。この程度のことでうろたえていたら、東北や北海道の方々には笑われてしまいますね。ブログを読んでくださる皆様も、くれぐれも「異常気象」にはご注意を。とにかく、油断は禁物です。