「甲午（きのえこうご）」から「乙未（きのとひつじ）」へ
今年もあと３日。昨日までに依頼された品物の納品が終わり、職人さんや問屋、メーカーの支払いを済ませ、ようやく一区切りが付いた。 毎年のことだが、暮れの仕事を終わると、「一年無事に店を開け続けていられた」ことに感謝する。呉服…
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- 松木 茂
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冬を楽しむ「遊びの帯文様」 サンタクロースと雪うさぎ
「クリぼっち」という言葉をご存知だろうか。私も、つい最近知ったのだが、「クリスマス」と「ひとりぼっち」が合成されたもので、一緒に過ごす人がいない「ひとりきりのクリスマス」という意味だそうだ。 若い人の間で、「異性」の恋人…
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和裁職人 中村さん（３）「大人キモノ」から「子どもキモノ」へ
１２日、今年の世相を表す漢字が「税」に決まった。「税」は、もちろん「消費税」のことで、４月の８％引き上げと、来秋１０％引き上げの延期など、何かと話題になることが多かったからだろう。 だが、もし「山梨県人」が今年の漢字を選…
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タンスに眠るキモノや帯の行方（後編・「リサイクル品」を考える）
「フリーマーケット」というものを、イベントや地域活性化の「集客の目玉」として利用する商店街や自治体が、本当に増えた。家庭の不用品を持ち寄って安く販売する。本来なら「商売」に無縁な「素人」が楽しみながら「商売」をするのだが…
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１２月のコーディネート 「和、そのもの」を感じる古典の組み合わせ
誰もが知っているように、「和」と言う言葉は、「日本」を表す言葉である。「和食」「和服」「和楽器」「和菓子」などなど、「和」は、「日本独自の」と言う意味で使われている。 では、「和」とはどこから来た言葉なのか。源泉をたどれ…
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「ネコの手」も借りたい「師走」のバイク呉服屋
浅草の「酉の市」や京都南座の「顔見世興行」のニュースを耳にすると、年の暮れが近づいたことを実感する。酉の市の「福をかき集める」という意味で買い求められる「熊手」には、来る年の商売繁盛や、無病息災の願いが込められている。 …
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「たかが八掛、されど八掛」 悩ましい裾地の色合わせ
小さな呉服専門店に置かれている品物は、主人（あるじ）の好みに左右される。特に、紬や小紋類のカジュアルモノの扱いが多いところでは、その傾向は強いと思われる。 「バイク呉服屋」にも、これが当てはまる。うちが扱う品物の比率は、…
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１１月のコーディネート 「枯葉色」は晩秋の色
神宮外苑の「銀杏並木」がすっかり色づいたようだ。暖かい東京都心では、毎年１１月末から１２月初めにかけてが見頃となる。 ３００メートルほど続く並木が黄色ひと色に染まり、そこを歩けば、さながら「黄金トンネル」をくぐるような感…
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『北の駅』に思いを馳せる 十勝三股・添牛内・湖畔・抜海・緑
「健さん」が亡くなった。ものを言わずとも、これほど存在感のある俳優はもう現れないように思う。「背中で語れる男」であり、その背筋はいつも「すっと」伸びていた。 「死んでもらいます」が決めセリフだった、「網走番外地」や「昭和…
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バイク呉服屋女房の仕事着（１）三度洗張りした結城紬と格子帯
「うちの奥さん」が「仕事着」として使うキモノや帯などは、ほとんどが使い回された古いモノで、新しい反物を「誂える」ようなことは滅多にない。 今、家内が着ているモノは、以前私の母親が使ったものであり、それを洗張りして仕立て直…
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