バイク呉服屋の忙しい日々

ノスタルジア

昨年6月、ドーハで開かれたユネスコの国際会議により、富岡製糸場と絹産業遺産群が世界遺産として認定された。1872(明治5)年に開業した、日本初の本格的な製糸工場である富岡製糸場を始め、その周辺にのこる産業遺産に歴史的な価…

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とても懐かしい品物が「里帰り」してきた。今日ご紹介するのは、私が呉服屋になって初めて「振袖をコーディネート」し、お客様にお求め頂いたものである。今から、30年前ほど前のことなので、1980年代の品ということになる。 今度…

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日本における「Line」の利用者は、5千万人以上。人と人とを繋ぐ最も便利で、身近なツールとして、すっかり定着したようだ。「無料」でメールや画像、動画まで自由に送り、即座に情報を共有出来るようになったことは、人々の生活のリ…

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梅雨時は、バイク呉服屋にとっては「憂鬱」な季節。雨が落ちていれば、発車はもちろん不能であり、仕事の効率は格段に落ちる。「宅配ピザ屋」が使うスクーターには、「屋根付き」のものがあるが、「昭和のスーパーカブ」にそんなものをわ…

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今日は「雪」の予想がされていたのだが、気温が思ったより上がったことで、雨になった。ようやく甲府市内に残った「ヤマのような」雪が無くなりかけたところなので、本当に助かった。 先週から「バイク」での仕事を再開したばかり。それ…

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家内と結婚したのは、1988年・昭和63年である。昭和最後の年(昭和64年は一週間しかなかった)ともいえる年にあたり、昨年銀婚式を越えた。 都会で生まれた彼女を、無理矢理騙して連れてきた「バイク呉服屋」としては、よくぞ今…

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キモノとは面白いもので、反物の巾によっては、男女の区別なく使えるものが多い。問題になるのは「裄丈」だが、昔と違い反巾そのものが9寸5分程度まで広くなっているので、1尺8寸5分程度までの寸法には、対応出来ている。 女性の裄…

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「蛙の子はやはり蛙」という諺がある。私も呉服屋を生業とする「三代目」であるが、染織の世界では、その技術を代々受け継いでいる「家」がある。 加賀友禅の作家たちにも、「親子二代」にわたる技術保存者(落款登録者)が何組か見受け…

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牛首紬の故郷、白峰村を訪ねたのはもう30年以上前になる。福井県の勝山から京福バスで延々と辿った道が懐かしい。白山を眼前にして、藁葺きの家が散在する山深い里であった。「桑島温泉」に浸り、名物の堅い豆腐を食べた記憶が甦る。 …

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日、祭日だけは一日中店にいるようにしている。とはいっても「一人きり」なので、急な用事ができると「店主不在の張り紙」をして出かけることになる。幸い「商店街」の中に店舗があるので、「不測の事態」が起きても「周りの目」があるの…

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日付から

  • 総訪問者数:1779833
  • 本日の訪問者数:318
  • 昨日の訪問者数:343

このブログに掲載されている品物は、全て、現在当店が扱っているものか、以前当店で扱ったものです。

松木 茂」プロフィール

呉服屋の仕事は時代に逆行している仕事だと思う。
利便性や効率や利潤優先を考えていたら本質を見失うことが多すぎるからだ。
手間をかけて作った品物をおすすめして、世代を越えて長く使って頂く。一点の品に20年も30年も関って、その都度手を入れて直して行く。これが基本なのだろう。
一人のお客様、一つの品物にゆっくり向き合いあわてず、丁寧に、時間をかけての「スローワーク」そんな毎日を少しずつ書いていこうと思っています。

ご感想・ご要望はこちらから e-mail : matsuki-gofuku@mx6.nns.ne.jp

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