バイク呉服屋の忙しい日々

今日の仕事から

毎日夕方4時頃、佐川急便の兄ちゃんが集荷にやって来る。送る荷物があってもなくても、とりあえず顔を出す。現代では少なくなった「御用聞き」である。 うちでは毎日のように、直し依頼の品物を預る。運賃が馬鹿にならないので、一週間…

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「背が高くなりたかったら、牛乳を飲みなさい」と、母親から言われたことがある方は多いだろう。牛乳に含まれるカルシウムには、背を伸ばす作用があるとわかっているからだ。 牛乳ばかりではなく、豆腐や小魚なども同じ理由で子どもに食…

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一番大きい風呂敷の巾は、どのくらいなのかご存知だろうか。もともと風呂敷の巾は、反物の巾や長さを基準として作られている。今でこそ反物の巾は少し広くなったが、基本となる巾は9寸(34cm)である。 この縦横9寸(反物を無駄な…

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今週の水曜日、日帰りで京都に出張した。どうしても見ておきたい品物があったためだが、さすがに少し疲れた。 甲府というところは、新幹線に乗るまでに時間がかかる。バイク呉服屋は経費節約のために、一番安くて時間が掛からないルート…

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「京友禅と加賀友禅の違いはどこにありますか」。ブログ読者の方から、よく頂く素朴な質問である。 ある程度、キモノに通じている方ならば、それぞれの友禅技法や特徴を見分け、産地を判別することはある程度可能であろう。特に、京・江…

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「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」とは、美しい女性の立ち居振る舞いを表現した諺。芍薬や牡丹は、美しさを周りに振りまくような、大輪で目立つ花。百合は多種あって花姿も様々だが、ここで使われている百合のイメージは、清…

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このブログを公開し始めて2年半ほどになるが、先週の日曜日、初めて海の向こうからお客様がいらした。今年の初めくらいから、県外からお客様をお迎えすることが多くなっていたが、海外からとは想像もしていなかった。ITの力、恐るべし…

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呉服問屋の売り出しや新作発表会などは、だいたい月初めの第一週に、三日間ほど行われる。毎月ではなく、年5.6回ほどで、夏の閑散期には開かれないことが多い。 新作として出品されるものは、半年後に需要期を迎える品物。例えば、浴…

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花束を作ってもらうと、メインの花と一緒に「かすみ草」が添えられることが多い。花の見映えが引き立つように、あるいは色のアクセントとして、使われる。かすみ草は、白い小さな可憐な花で、自己主張しない。だからこそ、脇役として役割…

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現在ある祝日の中で、もっとも古くから始まったものは何か。2月11日の建国記念日・11月3日の文化の日・11月23日の勤労感謝の日である。この日は、1873(明治6)年の太政官(だじょうかん)布告・年中祭日祝日ノ休暇を定ム…

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日付から

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このブログに掲載されている品物は、全て、現在当店が扱っているものか、以前当店で扱ったものです。

松木 茂」プロフィール

呉服屋の仕事は時代に逆行している仕事だと思う。
利便性や効率や利潤優先を考えていたら本質を見失うことが多すぎるからだ。
手間をかけて作った品物をおすすめして、世代を越えて長く使って頂く。一点の品に20年も30年も関って、その都度手を入れて直して行く。これが基本なのだろう。
一人のお客様、一つの品物にゆっくり向き合いあわてず、丁寧に、時間をかけての「スローワーク」そんな毎日を少しずつ書いていこうと思っています。

ご感想・ご要望はこちらから e-mail : matsuki-gofuku@mx6.nns.ne.jp

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