「クリぼっち」という言葉をご存知だろうか。私も、つい最近知ったのだが、「クリスマス」と「ひとりぼっち」が合成されたもので、一緒に過ごす人がいない「ひとりきりのクリスマス」という意味だそうだ。 若い人の間で、「異性」の恋人…
数日前から、小笠原諸島の父島の近くで、不法に「珊瑚」を採り漁っている「中国密漁船」のことが報道されている。 「宝飾品」と位置付けられている「赤珊瑚」は、希少であり「高値」で取引されるため、「一攫千金」を狙ってやって来るの…
1904(明治37)年生まれの、私の祖母(母方)は、東京の大妻高等女学校(現在の大妻女子大学)に通っていた。この当時、高等小学校から、女学校に進学する女子は、全体でも5%ほどである。まして、山梨の田舎(一宮町)から、東京…
「秋分」の頃は、昼と夜の時間がほぼ同じになる。日の出は朝5時半頃、日の入りは夕方5時半頃。次の二十四節気「寒露」にあたる来月8日頃まで、この昼夜ほぼ同時間が続く。 「寒露(かんろ)」の頃は、「雁」などの冬鳥が渡り、菊が咲…
山梨は、「フルーツ王国」と言われている。盛夏の「桃・スモモ」が終わり、今からひと月ほどが「葡萄」の最盛期となる。 「花子とアン」のオープニング映像でもわかるように、葡萄は「山の傾斜地」を使って栽培することが出来る。東京か…
「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」 須佐之男命(スサノオノミコト)が詠んだこの三十一文字(みそひともじ)が、「和歌の原型」とされている。 悪行の果てに高天原を追放されたスサノオが、天から降り立っ…
昨年9月、国から「厚生労働白書」が出された。その中に、「若者の意識を探る」という項目があり、結婚観や労働観、いきがいなどについて、18歳から39歳までの男女の意識調査がされている。 どのように調べたのか(聞き取り調査をし…
今日から6月。日本の旧暦では水無月(みなづき)で、田に水が無くなる(或いは田に水を必要とする)季節と由来されている。この呼称は旧暦に基づくものなので、新暦の6月の気候とは約ひと月のズレがある。今年の旧暦6月1日は、6月2…
我々の学生時代、「ペアルック」のカップルを見かけることがよくあった。「私たち付き合っています」ということを、外部にアピールしたい気持ちはわかるが、そんな姿を目にした周囲の者は、今の言葉でいえば、「ちょっと引く」ような、感…
桜の花 散り散りにしも わかれ行く 遠きひとりと 君もなりなむ (釈迢空・折口信夫) 桜の季節になると思い出す歌がある。「桜の花がはらはらと散りゆくように、君は別れて、遠い人になってしまうのだろうか。」 まさに、「惜別」…