バイク呉服屋の忙しい日々

2021年10月の記事

キモノが嫁入り道具として欠かせなかったのは、遅くとも80年代が終わる頃まで。時代が平成に入ると、結婚の形式もしきたりも多様化し、それまで当たり前になされていたことが、端から消えていった。 仲人の喪失に象徴される式の多様化…

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引き際を決めるのは、難しい。どんな物事にも終わりはあるのだが、どこで見切りを付けるのかは、それぞれの事情や理由によって変わってくる。仕事の終わり、人間関係の終わり、そして人生の終わり。よく考えれば、生きている限り、分岐の…

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「人となり」とは、人の性格や人間性という意味だが、たとえ何回もメールや電話でやり取りしていても、実際に会ってみると、想像していた人物像と違うということは、よくある。「本当の人となりは、顔を合せない限りわからない」と、私は…

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「今時、催事も展示会も開かない店なんて、ほとんど聞いたことがありません。」  うちに来る取引先の社員は、いつも感心したように、そして半ば呆れたように話す。 裏を返せば、「よくそれで、商いが成り立っていますね」と、揶揄され…

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このブログに掲載されている品物は、全て、現在当店が扱っているものか、以前当店で扱ったものです。

松木 茂」プロフィール

呉服屋の仕事は時代に逆行している仕事だと思う。
利便性や効率や利潤優先を考えていたら本質を見失うことが多すぎるからだ。
手間をかけて作った品物をおすすめして、世代を越えて長く使って頂く。一点の品に20年も30年も関って、その都度手を入れて直して行く。これが基本なのだろう。
一人のお客様、一つの品物にゆっくり向き合いあわてず、丁寧に、時間をかけての「スローワーク」そんな毎日を少しずつ書いていこうと思っています。

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