バイク呉服屋の忙しい日々

2017年の記事

奥会津にはまだ、日本の原風景とも言うべき、懐かしい姿が残っている。四季折々の美しい風景の中で、自然の恵みを受けながら生きる素朴な暮らしが、そこにはある。 会津若松と新潟の小出を結ぶ只見(ただみ)線は、越後山地の間を流れる…

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昔の夜汽車には、独特の風情があった。4人掛けの狭い座席で一夜を過ごし、浅い眠りから目覚ると、窓の外には、朝靄に煙る素朴な風景が広がっている。遠くへ旅に出ていることを、強く感じさせてくれたものだ。 今と違って、電気化されて…

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迷走していた台風が去ったと思ったら、熱波の到来である。甲府も、ここ2、3日は37℃を越える日が続き、うだるような暑さだ。 長年バイクで外仕事をしていると、感覚的にその日の気温が判って来る。35℃以下なら、走っていれば風は…

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年頃の娘を持つ家では、しばしば結婚が話題になる。だが、昔とは違って、親が干渉することはほとんどなく、どう考えるかは本人次第だ。我が家も、三人の娘達の結婚に関しては、当人達に任せてあり、自由に決めれば良いと考えている。 だ…

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それにしても、ここ数年の雨の降り方は異常だ。一時間に100ミリを越えるようなゲリラ豪雨や、狭い地域に長時間雨雲が居座り続ける線状降水帯は、河川の水の許容量をはるかに越えて、人々に甚大な被害をもたらす。 この夏の福岡・朝倉…

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山梨の夏の味覚と言えば、やはり桃だ。7月中旬から8月上旬は、出荷の最盛期を迎え、農家は早朝から収穫に追われている。私も毎年、他県に住む親しい友人たちに、少しだけ山梨の味をおすそわけしている。 桃の味は、どれも同じように思…

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どの時代にも「アイドル」は存在する。現代では、AKBとかHKT、さらに桃色クローバーZなどのように、グループ化されているものがほとんどだ。バイク呉服屋のような50代のおじさんにとっては、どのグループにどんな女の子が何人所…

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恐れ入谷の鬼子母神。びっくり下谷の広徳寺。情け有馬の水天宮。何だ神田の大明神。 いずれも、江戸天明期に活躍した狂歌師・大田南畝(おおたなんぼ)の作とされる地口だ。読んで判るように、地口なるものは、駄洒落のような言葉遊びの…

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モノを持たずに暮らす人のことを、ミニマリストと呼ぶ。必要最低限のモノしか持たず、シンプルに生きる。こんな人々が注目され始めたのは、今から10年ほど前だ。 無駄なモノを徹底的に省くというのは、「もったいない」という精神から…

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世間の奥様達は、「亭主元気で留守が良い」などとよく言う。会社が休みの日など、家でごろごろしている旦那の世話をするのが億劫で、自分の時間が持てない。だから、なるべく外に出ていてもらう方が、気が楽なのだろう。 今は、共稼ぎの…

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このブログに掲載されている品物は、全て、現在当店が扱っているものか、以前当店で扱ったものです。

松木 茂」プロフィール

呉服屋の仕事は時代に逆行している仕事だと思う。
利便性や効率や利潤優先を考えていたら本質を見失うことが多すぎるからだ。
手間をかけて作った品物をおすすめして、世代を越えて長く使って頂く。一点の品に20年も30年も関って、その都度手を入れて直して行く。これが基本なのだろう。
一人のお客様、一つの品物にゆっくり向き合いあわてず、丁寧に、時間をかけての「スローワーク」そんな毎日を少しずつ書いていこうと思っています。

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