バイク呉服屋の忙しい日々

2018年の記事

今年は、近年にない寒い冬のように思える。例年であれば、東京で朝の気温が氷点下になるのは、ひと冬に2,3回なのだが、先月中旬から今月上旬あたりにかけては、連日のように氷点下を記録していた。 また、北陸や東北の日本海側では異…

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現在盛んに論議されている、働き方改革。労働時間の短縮を含め、時代に即応した多様な働き方を模索してはいるものの、経営側と労働側双方の隔たりは大きく、納得がいく方策を政府が提示することは、簡単ではない。そしてそもそも、残業時…

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「降る雪や、明治は遠くなりにけり」と、俳人・中村草田男が詠んだのが、1931(昭和6)年のこと。 これは、雪の降る日に、自分の母校である青南小学校(現在の東京港区立青南小学校)を20年ぶりに訪ね、その時の思いを詠んだ句で…

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2月7日は、北方領土の日。第二次大戦後、ソ連(ロシア)に実行支配され続けている北方四島(国後・択捉・歯舞群島・色丹)の返還を求めるために、国民的な関心を高めようとして、1980(昭和55)年の国会決議により制定された日。…

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江戸の女性達は会話の中で、お金のことを「お足」と呼んでいた。この習慣が今でも残り、「今月はお足がなくてね」などと、話す人がいる。 足が付いているかの如く、自由に世間を行き交うお金。確かにこの喩は、言い得て妙である。商いを…

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結婚式に仲人の存在が無くなってから、久しい。昭和の時代に結婚した我々世代にとって、現代の式の変貌ぶりには、隔世の感がある。 本来の仲人は、まず見合いの設定をし、二人の気持ちを確認しながら仲を取り持ち、最後式に繋げるまで、…

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「Key man・鍵を握る人」とは、文字の通り、物事の中心となる人物であり、この人の思考力や仕事の進め方などで、成否が決まる。 キモノや帯を社会へ提供するという意味において、鍵を握っているのは、やはり呉服屋である。消費者…

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犬は、食べ物を目の前に置くと、よだれを出す。この反応は、犬が先天的に持っている反射行動、いわゆる無条件反射である。だが犬は、訓練を繰り返すと、食べ物がなくても、よだれを出すようになる。 1902(明治35)年、ソビエトの…

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このところの寒波の到来で、すっかり正月気分が抜けてしまった。雪に慣れているはずの日本海側の地方でも、ここ数日のドカ雪は、人々の生活に深刻な影響を与えている。昨夜などは、新潟で列車が立ち往生して、数百人の乗客が一昼夜、車内…

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あけましておめでとうございます。 例年通り、年末年始の休みを長く頂きましたので、バイク呉服屋は、今日が仕事始めとなります。予定では、明日まで休むつもりでおりましたが、年末に持越しをした直し依頼の品物が、畳の上に山と積まれ…

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このブログに掲載されている品物は、全て、現在当店が扱っているものか、以前当店で扱ったものです。

松木 茂」プロフィール

呉服屋の仕事は時代に逆行している仕事だと思う。
利便性や効率や利潤優先を考えていたら本質を見失うことが多すぎるからだ。
手間をかけて作った品物をおすすめして、世代を越えて長く使って頂く。一点の品に20年も30年も関って、その都度手を入れて直して行く。これが基本なのだろう。
一人のお客様、一つの品物にゆっくり向き合いあわてず、丁寧に、時間をかけての「スローワーク」そんな毎日を少しずつ書いていこうと思っています。

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